米大学から初のダブル・ディグリー留学生受け入れ 英語キャリア学部・留学生別科入学式

 2019年度秋学期の英語キャリア学部と留学生別科の入学式が8月30日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれました。このうち、英語キャリア学部入学式では、秋学期から始まる新たなダブル・ディグリープログラムの履修生第1号として、米国マイアミ大学のティモシー・パトリック・ドレンさんが同学部英語キャリア学科3年次に編入学しました。留学生別科の秋学期履修生は春学期から継続する17人を含め29カ国・地域の326人。谷本榮子理事長をはじめ、教職員役職者や来賓約40人が出席しました。


▲誓詞を読み上げる米マイアミ大学のティモシー・パトリック・ドレンさん

 入学式では、学歌斉唱に続き、マイアミ大学のドレンさんが誓詞を読み上げました。この後、谷本義高学長が式辞を述べ、ダブル・ディグリープログラム初の履修者としてドレンさんが編入学したことを歓迎し、「プログラムは5年もの交渉の末、実を結びました。このプログラムによって協定大学の学生は原籍大学と関西外大の2つの学位を取得できます。キャリアを広げる効果的な道であり、将来、より多くの学生が参加することを望んでいます」と期待感を示しました。


▲式辞を述べる谷本義高学長

 また、谷本学長は、留学生たちに対し、留学生別科で履修する「エイジアン・スタディーズ・プログラム」は実学を学べる有益な基盤であるとして、さまざまな機会をとらえて日本社会について学ぶとともに、「観察」するだけでなく、日本社会と何らかの「関わり」をもってほしいと促しました。


▲祝辞を送るアリシャ・エドワーズ駐大阪・神戸米国総領事館広報担当領事(左)とジェリー・メステッキー在日米国商工会議所関西特別顧問

 この後、来賓として出席したアリシャ・エドワーズ駐大阪・神戸米国総領事館広報担当領事とジェリー・メステッキー在日米国商工会議所関西特別顧問が祝辞を送りました。また、デイビッド・ローソン駐大阪オーストラリア総領事の書面による祝辞が紹介されました。


▲留学生の前で演武を披露する少林寺拳法部員

 続いて、少林寺拳法部の男女部員が演武を披露。会場に気合いのこもった声が響き、素早い蹴りや投げ技が演じられ、留学生たちは興味深そうに見入っていました。最後に、混声合唱団ラベリテが「うたエール」を合唱しました。


▲各国の国旗を掲げて開かれた英語キャリア学部・留学生別科入学式

 秋学期から始まるダブル・ディグリープログラムは、本学学生が本学と留学先の2つの学位を取得する従来のダブル・ディグリープログラムに加え、海外の協定大学の学生も本学英語キャリア学科の3年次編入生として受け入れ、原籍大学と本学の2つの学位を取得させる双方向型で、本学は米国のマイアミ大学、モーニングサイド大学と実施することで合意しました。


▲集合した留学生たち

 2019年秋学期の留学生別科履修生326人の出身国・地域別内訳は米国194人、カナダ21人、フィンランド13人、オーストラリア11人、英国・ドイツ9人、メキシコ8人、中国・オランダ6人、イタリア5人など。
 
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