同窓会創立10周年記念式典 ホームカミングデーに470人が参加

 同窓会創立10周年記念式典と同窓会総会が11月2日、2019年ホームカミングデーとして御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで開催されました。この日は外大祭2日目で、吹奏楽部によるコンサートが開かれるなど、卒業生と現役学生との交流の場も設けられました。この後、カフェテリアで懇親会があり、全体で470人が参加しました。


▲御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで開催された同窓会創立10周年記念式典


▲学歌斉唱する参加者

 式典では、学歌斉唱に続き、大学創立70周年記念のDVDが放映されました。この後、米国出張中の谷本榮子理事長(同窓会名誉会長)のあいさつが、副会長の有本昌剛・短期大学部教授によって代読されました。この中で、同窓会が設けた奨学金や課外活動支援奨励金など学生支援策に謝意を伝え、大学と連携した組織づくりに期待を寄せるとともに、少子化の厳しい時代にあって「関西外大は今後も『不留』の精神でまい進します」と決意が表明されました。


▲谷本理事長のあいさつを代読する有本昌剛短大部教授

 続いて、藤木英幸会長があいさつに立ち、10年前の同窓会設立準備委員会発足後、会の活動に携わってきた幹部や事務局メンバーに感謝するとともに、「同窓会の活動は10年しか経っていないが、関西外大とともに、これからも長い時間をかけて、同窓会活動を充実させ、未来の入学生、未来の卒業生へとつないでいきたい」と述べました。


▲あいさつする藤木英幸同窓会会長

 この後、同窓会設立や運営に尽力した15人が功労者として名前を読み上げられ、代表して同窓会設立準備委員、副会長を歴任した安岡重人氏に藤木会長から感謝状が授与されました。安岡氏は同窓会発足前後の苦労を振り返りながら、「人生100年をめざし、同窓会を引き継いでいこう」と参加者に呼びかけました。


▲功労者代表の安岡重人氏(左)と奨学金受給生代表の松尾海南さん

 また、同窓会奨学金を受給している在学生を代表して、外国語学部英米語学科4年松尾海南さんが感謝の言葉を述べました。松尾さんは、留学を目標に関西外大に入学したものの、母子家庭のため、費用を賄うのが厳しかったといい、同窓会奨学金に申請・認可されたことで、1年間のリベラルアーツ留学という形で米ノーステキサス大学への留学を実現しました。多様な人種の人々との生活を通じてさまざまのことを修得したとして、「貴重な経験ができたのは同窓会の奨学生に選んでいただけたから。この経験を活かしていきたい」と話しました。

 式典終了後、総会に移り、阿江九美子副会長が第4期事業報告と第5期事業計画について説明を行った後、遠藤幸治幹事長が2019年度決算報告と2020年度予算説明を行いました。最後に、稲増哲会計監査が2019年度会計監査結果を報告しました。


▲「New Era Concert」を行った吹奏楽部員

 吹奏楽部のコンサートは「New Era Concert」と銘打ち、部員約50人が「UFO(ユーフォー)」「襟裳岬」「シクラメンのかほり」などを演奏しました。

 懇親会では、クラスやサークルなどの仲間ごとに分かれ、飲食をともにしながら旧交を温め、昔話に花を咲かせていました。関西外大同窓会は2009年11月、第1回総会を開催して発足。関西、関東、中部の国内3支部と上海、マレーシアの海外2支部があり、2019年7月現在、全卒業生約18万5000人のうち、約7万人が登録会員。





▲懇親会で旧交を温める同窓会のメンバーら
 
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