RESEARCH 教員・研究レポート
「日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)事業」で、スペイン・ヴィーゴ大のハヴィエル ペレス ゲラ教授が来日、講演します
関西外国語大学が「令和7(2025)年度日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)」事業に採択され、スペイン・ヴィーゴ大学教授で英語学・英語史を専攻するJavier Perez Guerra(ハヴィエル ペレス ゲラ)博士が6月8日から29日に来日し、関西外大で学生との研究・文化交流を行います。この事業は日本学術振興会のプログラムで、受け入れ研究者は、外国語学部の中村不二夫教授です。ペレス ゲラ教授の略歴やこの事業の趣旨等はこちら。

ペレス ゲラ教授は関西外大で講演を2回予定しています。
◆6月11日(水)に1回目を開催
1回目は、外国人招へい研究者近畿地区講演として、6月11日(水)午後4時50分から中宮キャンパス6号館4階 ICCホールで、英語による講演会を行います。詳細はこちら(外大生の皆さんは、直接、中村教授の研究室を訪ねて参加を申し込めます)。
この講演は、学部生の教育に主眼を置いており、中村教授からペレス ゲラ教授に、英語学(特にコーパス利用の英語史)のレクチャーを依頼しています。中村教授は「ペレス ゲラ教授には、難解な英語にならないようお願いしてあります。特に学生の皆さんが英語による授業にどの程度ついていけるかを知る絶好の機会となります」としたうえ、「世界の一流学者から、直接学べる機会は滅多にないことです。多数ご参加ください」としています。
講演後の午後6時10分からは、6号館1階のセミナールーム7で、「ペレス ゲラ教授との夕べ」を開きます。教授を囲んでフリートーク形式で、研究、文化交流を行います。
◆2回目は6月17日(火)
6月17日(火)には、2限(午前10時45分―午後0時15分)に1314教室で、スペイン王国北西部のガリシア自治州とアストゥリアス自治州の文化について、スペイン語で講演します。
ガリシア、アストゥリアス両自治州は、次の3大学があります。国立サンティアゴ・デ・コンポステラ大学は、500年の歴史を持つスペインで最も評判の高い大学の一つで、特に言語学や外国人向けスペイン語教育で名高く、ペレス ゲラ教授はここの卒業生です。公立オビエド大学は400年の歴史を有する本学の協定締結校です。ヴィーゴ大学は、もとはサンティアゴ・デ・コンポステラ大学の一キャンパスでしたが、1990年に州立として独立しました。
これらの地域の文化と大学について、ペレス ゲラ教授が話します。中村教授は「本学にはオビエド大学を含め、スペインに11の協定校があり充実していますが、それを補う形で企画しました。スペイン留学を考えている学生の皆さんは、この機会にペレス ゲラ教授とのパイプを作り、憧れを正夢に変えてください。教授は、とても気さくな方です」と受講を呼びかけています。
ペレス ゲラ教授は、5号館(図書館)3階のラーニング・コモンズ内に用意された部屋に滞在予定です。中村教授は「ガリシア、アストゥリアス地方での学習に興味のある皆さんは、ぜひ、教授を訪ねてみてください」と勧めています。ラーニング・コモンズに在室か不在かは、図書館1階のカウンターで確かめてください。