RESEARCH 教員・研究レポート
外国人招へい研究者 J. ペレス ゲラ教授による近畿地区講演が中宮キャンパスで開かれ、約100人が聴講しました
スペイン・ヴィーゴ大学教授で、英語学・英語史を専攻するJavier Perez Guerra(ハヴィエル ペレス ゲラ)教授による講演会が6月11日、中宮キャンパス6号館・ ICCホールで開かれました。

講演は、「令和7(2025)年度日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)」事業の一環で、受け入れ研究者の外国語学部・中村不二夫教授が日本学術振興会に事業を申請、採択されました。ペレス ゲラ教授は6月8日に来日しました。

ペレス ゲラ教授の演題は”What we learn from historical English (corpus) linguistics”( 歴史的英語コーパス言語学から学ぶこと)。コーパス言語学とは、言語に関して体系的に集めた資料を、コンピュータで解析、収集した「コーパス」を用いて言語の規則や仕組みを究明する学問です。
講演はオールイングリッシュで進められ、ペレス ゲラ教授はスライドを使いながら、数多くの用例を取り上げ、解説しました。

講演会には、関西外大の1年生の学生を中心に約100人が参加し、専門的な話に聞き入りました。講演の後には質疑応答もあり、「(母語の)スペイン語ではなく、英語の研究をしようと思ったのはなぜか?」など、講演テーマ以外の質問も寄せられていました。会の終わりには、学生からペレス ゲラ教授に花束が贈られました。

講演に参加した外国語学部1年の女子学生は「難しい用語もありましたが、専門的な話をこのように英語で聞くことができる機会が持てて、大変勉強になりました」と話していました。
終了後、6号館内茶話会も開かれ、参加者たちは、英語やスペイン語でペレス ゲラ教授との会話を楽しんでいました。
