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春休みはインターンシップに挑戦  中宮、学研都市の両キャリアセンターが説明会 経験者が体験発表


▲インターンシップの意義を順に語る10人の経験者たち(11月17日・中宮)

2014年度春期のインターンシップ説明会が11月17日、中宮キャンパスで、同18日には学研都市キャンパスでそれぞれ始まった。ともに3日間の日程。最近、インターンシップは就職活動でも重視される傾向が強まっているだけに、参加者は、すでに経験した学生が語る現場での様子を熱心に聞き入っていた。
 
両キャンパスともインターンシップに参加するためには、この説明会出席が条件のひとつになっているとあり、中宮キャンパス初日には、事前に申し込んだ約80人が出席した。


 ▲担当者からそれぞれの注意点を聞く学生たち(17日・中宮)
 
はじめにキャリアセンターの担当者が、近年の若者のフリーター志望やニート傾向、さらには折角、就職しながら早期離職者が増えて、社会問題化していることを指摘。インターンシップを経験することで、将来の職業選択にむけて基礎的な能力や就業意識を養える。さらには規定時間を越えた経験者には教授会などの承認で単位認定が受けられるなどのメリットを挙げた。キャリアセンターでの必要な手続なども紹介した
 
ついで、この夏にインターンシップをこなした10人が、一人5分ずつ次々と体験談を披露した。大阪市内の婦人靴製造販売会社に10日間勤めた外国語学部スペイン語学科1年、西上七菜実さんは、朝は社員とともに社内外の掃除とラジオ体操を行ったことや5日目に専門店でのマーケット調査にも同行。「扱う商品に愛着が生まれれば、仕事に熱心になれることが体感できた」と語った。
 
神戸市内のホテルで2週間実習した短大部1年の森詩央里さんは、実際にお客様として相手をすると言葉づかいがむずかしく感じた。だから、「ありがとう」とお客様に言われたときのうれしさにつながった、という。このほか空港のグランドスタッフやIT企業、ブライダル会社などでの体験が語られたが、いずれも「インターンシップで社会を見る視野が広がるなどいい体験となった」とし、チャレンジのしがいを強調した。
 
会場で聞き入っていた外国語学部英米語学科3年の麹谷燎君は「すでに国内の広告代理店ではインターンシップをした。自分は留学できなかったので、ぜひとも海外でのインターンシップを実現させたいと思っています」と意欲をのぞかせた。
 

 
▲経験者同士の発表会で意見の調整を図る学生たち(11月4日・中宮)

中宮キャンパスでは、11月4日にインターンシップを今夏、経験した学生が集まり、事後報告会をした。約60人が参加。グループに分かれて、進行役や書記などの役割分担をその場でてきぱきと行い、「インターンシップで気づいたこと」などを集約し、大きな紙に書いて順に発表した。
 
そのなかでは▽責任感が全然違う▽時間管理が大切▽一人ひとりが会社の顔などとまとめるともに「上司によって部署の雰囲気が変わる」「華やかなイメージとは異なる背後のしんどさがある」ことなども指摘。いずれも体験が実り多かったと話していた。
 


 

 
▲インターンシップ体験を語る新川さん(右下)と会場の学生たち(18日・学研)

学研都市キャンパスの初日には約50人が出席。キャリアセンターの担当者は、中宮と同様の説明とともに、「インターンシップはアルバイトではない」として、勤務は無報酬で、社会人としてのマナーが求められる。「感謝」の気持ちを忘れないなどとした心構えに注意を促した。
 
国際言語学部3年の新川玲奈さんがこの夏3週間にわたるホテルでの体験を発表した。ホテル業界は希望の進路ではなかったが、自身のスキルアップのために挑戦した。敬語をひんぱんに使わないといけない職種なので、自然と訓練になったし、一人でお客様との対応もこなせるようになった。従業員寮でもインターンシップに来ていた仲間といろいろ話ができて、コミュニケーションの取り方を学べ、よかった。航空業界が第一志望だが、「ホテル業界もいいかな、と思えるようになった」と話す。
 

▲インターンシップについて解説する学研の担当者(18日・学研)

説明会に参加した国際言語学部3年の海老原静香さんは「私は地方銀行を志望していますので、なんとか金融機関でのインターンシップに行きたい。結婚や出産後も、長く働きたいと考えていますので、しっかりと取り組もうと思います」と決意を述べた。

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