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海外留学中の外大生とE.S.S.のOBOG会の座談会がオンラインで開かれました
現在海外に留学している外大生と、E.S.S.(英語研究会)のOB、OGの座談会が5月24日、オンラインで開かれました。米国留学中の在学生と米国在住の卒業生の座談会は初めてで、国際交流部が主催しました。新型コロナの影響で中断していた海外留学は今春再開されたばかりで、活発な質疑応答が続きました。
E.S.S.のOBOG会であるEFEL会(水野明洋会長)アメリカブロックの野々山浩代さんと細川幸治さんが、現在留学中の山下遥真さん(外国語学部英米語学科3年、ミドルテネシー州立大学)▼大串有里枝さん(外国語学部英米語学科3年、フォートルイス大学)▼佐野いつみさん(英語国際学部、アリゾナ州立大学)と懇談しました。
野々山さんは1980年に卒業し米国在住約40年で、国際法律事務所勤務を経て、現在グローバル・ビジネス・アドバイザーを務めています。細川さんは1983年に卒業し米国在住35年で、バンク・オブ・アメリカなどの日系企業担当を経て、現在米国オリックス社に勤めています。
▲米国留学中の外大生からさまざまな質問が出ました
外大生からはさまざまな質問が出ました。
「米国人と積極的に話ができるコツはあるのか」
「大学が夏休みに入っていて学生が少ない。同じ年代がいるお勧めの場所を教えてほしい」
「大学や大学院で学んで役に立っていることは何か」
「日本企業と外資系企業の違いは何か」
▲米国在住のOBOGからは具体的なアドバイスがありました
これに対して野々山さんと細川さんからは、長年の米国滞在の経験に裏打ちされた答えが返ってきました。
「たくさん友人をつくればいいというわけではない。心を割って話せる友人を1~2人つくってみてはどうか」
「米国ではボランティアが盛んだから近所でボランティア活動をしている人たちを探してみたらいい。趣味がアウトドア活動ならアウトドアサークルに参加してはどうだろう」
「役に立つのはネットワークであり人脈。また、日本の英語教育は批判されているが、文法をしっかり学んでおいて良かったと思う。きちんとした文書を書けて話せるおかげで、米国人の上司の文章を私が直している」
「米国の企業は実力主義でボトムラインはいかにお金を儲けるか。日本の企業は人間関係を大切にする」
国際交流で半世紀の歴史を持つ関西外大ならではの座談会で、3人は真剣に聞き入っていました。