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「Kansai Gaidai Rakugo Vol.2」に留学生約70人が参加し、オールイングリッシュの古典落語に爆笑の渦が起こりました
海外からの留学生に日本の落語を楽しんでもらおうと2月18日、中宮キャンパスのICCホールで「Kansai Gaidai Rakugo Vol.2」が開かれました。留学生約70人が参加し、オールイングリッシュの古典落語に爆笑の渦が起こりました。
アマチュアの落語集団「素人落語 我楽多の会」のメンバー6人が出演し、外国語学部英米語学科4年の宇佐美友基さんが英訳して伝えました。
▲我楽多の会の皆さんが熱演しました
最初に「南京玉すだれ」を実演。釣り竿や瀬田の唐橋、帆掛け船など、次々と繰り出される妙技に魅せられました。留学生が実際に「しだれ桜」に挑戦すると大きな拍手が起こりました。
▲軽やかな音楽に合わせて南京玉すだれを披露しました
▲留学生が見事な〝しだれ桜〟を完成させました
次は落語の「Short Lesson」を受けました。「落語は17世紀に生まれた日本独自の芸能。1人で何役も演じ分けて、小道具は Hand Towel と Handy Fanだけです」と説明し、うどんを食べたり、歩く仕草を実際に演じました。
▲「小道具は手ぬぐいと扇子だけです」と説明しました
続いて、寄席には欠かせないお囃子(はやし)を紹介。太鼓や三味線、拍子木などを使って、「一番太鼓」「二番太鼓」「バレ太鼓」「出囃子」を実演しました。太鼓に挑戦した留学生は、見事なバチさばきを披露していました。
▲留学生は早速、太鼓に挑戦です
基本的な知識を学んだあと、半丸(せみまる)亭寿近(ジュニア)さんが、「転失気(てんしき)」を英語で演じました。「転失気」は、知ったかぶりをする和尚と小僧が登場する話です。最後に和尚が大恥をかく場面を寿近さんが熱演すると、留学生の間に爆笑が広がりました。
▲半丸亭寿近さんの〝TENSHIKI〟に笑いと拍手が沸き上がりました
米国からの留学生、ビドー・ビクトリア・エリザベスさんは、「落語に興味があって参加しました。内容がわかるか少し不安でしたが、日本語でもわかりやすく十分に楽しめました」といい「英語落語"TENSHIKI"は、とても面白かったです」と笑顔で話していました。