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春季海外研修プログラムでマレーシア・サンウェイ大学に派遣された6人が成果を発表しました
多様な文化背景を持つ子どもたちの交流や教育現場での体験を通じて、語学力や異文化理解を深める春季海外研修プログラムに参加した英語キャリア学科小学校教員コースなどの在学生6人が、4月25日に中宮キャンパスで研修の成果を発表しました。
英語キャリア学科小学校教員コースの学生を主に対象として昨年度スタートした春季海外研修プログラムは、マレーシアのサンウェイ大学との共同プロジェクトで特別にカスタマイズされた研修プログラムです。
▲海外研修プログラムに参加した6人が発表しました
小前美優さん、大槻周平さん、千家彩さん、田中晴菜さん、堀之内菜七さん、松本望愛さんは、2月25日から3月25日まで、マレーシア・サンウェイ大学で語学を学びながら、現地の難民学校で子どもたちに日本語や日本文化を教えました。
6人は、サンウェイ大学での語学学習、英語教育の在り方、難民学校での日本語授業、マレーシアでの生活について振り返りました。
■田中晴菜さん(3年)
コミュニケーション能力の育成と異文化理解を深めるとともに、小学校教員コースの目標にもある”英語を使える教員”になるために、マレーシアでの研修が最適でした。研修ではサンウェイ大学で語学学習と難民学校で日本語・日本文化を教えました。
■大槻周平さん(3年)
マレーシアは真夏のように熱い気候でした。多民族国家なことから、3限後以上話せる人が多く英語が共通語として使用されていました。
▲学びや気づきを報告しました
■堀之内菜七さん(3年)
英語力に自信がなかったが、ディスカッションや自由に発言する、主体的対話的な授業で、不安がなくなりました。また失敗を恐れず挑戦する力が身に付きました。
■小前美優さん(4年)
自己の考えをきちんと発言し英語を使っていくことの大切さを感じました。先生になったら、たくさん英語を話せる機会を提供し、使用場面もわかりやすく開示しながらの授業展開をしていきたいと教師像がより明確になりました。
■千家彩さん(3年)
3月7日、11日~14日の4日間現地の難民学校に訪れ、日本語や日本文化を教えました。難民だからという特別扱いはせず、一人の子どもとして接するように心がけました。授業準備も大変でしたが熱意が伝わり、終始笑顔で楽しそうに授業を受けてくれました。
▲観客からの質問にも1つ1つ丁寧に答えました
■松本望愛さん(3年)
(実際のリンギット紙幣を見せながら物価情報を紹介し)交通手段は公共交通機関ではなくタクシーが一般的で日本より安価でした。観光ではイスラム教のモスクやヒンドゥー教のバトゥ洞窟などで多文化を感じました。
会場からは、「日本と海外での英語の授業の違いは何か感じましたか」や「海外研修で不安な時どのように一歩を踏み出しましたか」「日本語や日本文化を教えた中で改めて日本の良さを感じたことはなんですか」と質問が挙がりました。