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留学生別科の修了式が開かれ、437人の留学生に履修証書が授与されました
留学生別科の修了式が6月1日、御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで開かれました。437人の留学生に履修証書が授与されました。
▲437人に履修証書が授与されました
最初に大庭幸男学長が、履修生を代表してアビゲイル・ニコル・フィリップスさん(米国)に履修証書を手渡しました。
▲代表して履修証書を受け取るアビゲイルさん
続いて大庭学長が英語で式辞を述べました。大庭学長は「皆さんは多様な文化を受け入れ、さまざまな視点にオープンであり、互いに支え合う方法を学びました。これこそが私たちの大学が存在する理由です」と話しました。そして「日本語の〝ありがとう〟は皆さんに覚えておいてほしい美しい言葉です。深い感謝と協力の気持ちを持って、より良い世界を目指して努力しましょう」と呼び掛けました。
▲式辞を述べる大庭学長
続いて2019年秋学期に留学生別科に在籍し、現在漫画家・プロボクサーとして活躍中のコフィ・バゼルスミスさんが祝辞を述べました。コフィさんは留学生時代に学んだ漫画を基にして「マンガを通じた国際交流」を行い、米国の大学で初の漫画担当教授に就任しました。これまでの体験をもとに「準備をすること、笑顔でフレンドリーでいること、1週間の計画を立て、自分はambassadorだと思うこと」などと成功に向けての秘訣を披露しました。
▲祝辞を贈る元留学生別科生のコフィさん
また、留学生別科の日本語プログラム・ディレクター、鹿浦佳子教授が、ユーモアを交えて日本語の発音、イントネーションの難しさなどに触れて、「人間の絆はとても大切な宝物です。ぜひ〝ただいま〟と言って戻ってきてください」と笑顔で送辞を送りました。
これに対して、履修生を代表してトレバー・トマス・スライトさん(米国)が答辞を述べました。トレバーさんはオープンキャンパスのイベントに参加したことや、日本語や日本手話、アジアの文化を学んだ授業、病院で診療を受けるためにスタッフにサポートしてもらったことなど、外大での生活を振り返りました。そして「今年は私の人生で最高の年でした。やっと日本に住むことができました。日本にまた来ます。そして卒業後は日本で働きたいと思っています」と力強く語りました。
▲答辞を述べるトレバーさん。日本手話で〝抹茶〟を披露しました
思い出の画像とともに、履修者全員の名前が映画のエンドロールのように流れるスライドショーで外大での生活を思い起こした後、地元・枚方で活動する和太鼓グループの子供たちのパフォーマンスを楽しみました。
▲スライドショーで全員の名前が流れました
▲和太鼓のパフォーマンスで祝福を受けました
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修了式では、2023年度の学長賞が、渡嘉敷恭子教授、ワトソン・ボールドウィン准教授、松葉勇輝講師にそれぞれ贈呈されました。
▲学長賞を贈られた(左から)松葉講師、ボールドウィン准教授、渡嘉敷教授と大庭学長
学長賞は留学生別科の科目を担当した専任・特任教員を対象に贈られます。2023年の春学期と秋学期の担当教員で、グローバル人材育成に向けての教育研究や、学生指導の実績などが評価されました。