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キャリア講座の講師として日本航空広報部長が来学、業界を取り巻く問題を講演

秋学期のキャリア講座が9月17日から始まった。10月1日は航空業界説明として、日本航空(JAL)の溝之上正充・広報部長が「航空の仕事と業界を取り巻く環境」をテーマに講演した。まず、世界の航空旅客数では、2013年度総計で年間31億人を突破。米同時多発テロ、リーマンショック、新型インフルエンザなど世界情勢の影響を受けながらも、25年間で約3倍の規模に成長した。わが国に目を向けると、人口構成で65歳以上の割合が高まり、退職直後は出国率・観光旅行参加率も上向く。一方で、70歳以降の出国・旅行参加率は極端に低下し、観光需要への影響が懸念されるという。また、業界にとって整備新幹線やリニア建設は航空需要へ大きな影響をもたらすとした。


▲航空業界について画面をみながら説明する溝之上・日本航空広報部長

続いて、航空会社の仕事についてDVDを見ながら説明したあと、40項目にも及ぶJALフィロソフィやJALが求める人財像を紹介。▷感謝の心と謙虚な学び▷果敢に挑戦し、最後までやり遂げる▷お客さまに心を尽くす―などを掲げ、JALフィロソフィを体得・体現すべく努力し、グループ全社員一丸となってJALの翼を支える仕事に、喜びと使命感を持てる人だと説明した。講演後、学生から「フィロソフィはどのように浸透させているのか」「広報部として、どう会社のアピールをしているか」「飛行機の特別塗装はどうして決まるのか」など、さまざまな質問が出ていた。


▲学生からの質問に溝之上部長には丁寧に答えていただいた

10月15日には、マスコミ業界の現状について、NHKの国際記者・榎原美樹さんが講演する。

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