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外大卒業生でプロレスラーの晴斗希さんが「語学を武器に夢のリングを目指せ」をテーマに鼎談しました/イベロアメリカ研究センター公開講座

 関西外大の卒業生でプロレスラーの晴斗希さん(2021年スペイン語学科卒、道頓堀プロレス所属)が6月24日、イベロアメリカ研究センター主催の公開講座で、プロレス専門誌「週刊ゴング」元編集長の清水勉さん、女子プロレスラーを目指すスペイン語学科生の別府芽生さんと鼎談しました。語学の修得がさまざまな夢の実現の決め手となることをアピールするとともに、ルチャリブレ(メキシコプロレス)の魅力を語り合いました。

  テーマは「語学を武器に夢の舞台(リング)を目指せ―メキシコ民衆文化・ルチャリブレを日墨の架け橋に」で、外国語学部の魚住真司教授、山森靖人教授がコーディネートしました。

 入場曲「スカイハイ」が流れる中で会場に現れた晴斗希さんは最初に、道頓堀プロレス認定のWDW選手権で第10代王者に輝いたことや2023年夏のメキシコ遠征について報告しました。そして「小学生のときから憧れたプロレスラーを目指そうと、ルチャリブレに魅せられてメキシコへの思いを募らせました」「外大で学んだスペイン語を生かしてメキシコでルチャドール(プロレスラー)としてデビューしました」と苦労話を交えながら外大時代を振り返りました。


▲さまざまな挫折やトラブルを乗り越えてのデビューを振り返りました
 
 晴斗希さんは「言語には思っている以上の力があります。メキシコでスペイン語を話せたからこそ、プロデビューを果たすことができました」と言い「AIなどのおかげで外国語を話せなくても困らない時代になりました。しかし、対面で向き合って話すからこそ信用やご縁は生まれます」と強調しました。そして「意志あるところに道は通じる。言語を生かして夢や目標に向かって進んでください」と在学生にエールを送りました。


▲晴斗希さんが力強いメッセージを在学生に送りました

 続いて、清水さんが「ルチャリブレと日本」をテーマにその魅力と歴史を語りました。日本とメキシコの交流が本格的には始まった約400年前の慶長年間から、明治期の日墨修好通商条約の締結などを経て、メキシコ人プロレスラーとして初めて来日したミル・マスカラスに至るまで、あまり知られていない裏面史も交えながら話しました。


▲日本とメキシコの歴史をたどりながらルチャリブレを考えました

 既にメキシコを2回訪ね、ルチャドーラ(女子プロレスラー)を目指しているという別府さんは「メキシコで実際にルチャリブレを見て、そのしなやかさや心の芯の強さに感激しました。華やかで力強い世界に魅せられました」と目を輝かせました。そして晴斗希さんに「ぜひ道頓堀プロセスに入りたい」と履歴書を手渡しました。「人生で最高のリングは何ですか」という質問に対し別府さんは「何でも叶うということなら飛行機の中でプロレスをしてみたいです」と答え、会場を湧かせました。


▲晴斗希さんに履歴書を手渡す別府さん

 最後に清水さんが、ルチャの関節技である「ジャーべ」を晴斗希さんに伝授しました。晴斗希さんが実際にジャーべを試すと、会場から歓声が上がりました。


▲「ジャーべ」を実際に試してみました

 

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