NEWS ニュース
文部科学省と民間企業の協働キャンペーン「トビタテ留学JAPAN」の16期生に外国語学部4年の宇都さんら3人が合格しました
文部科学省と民間企業が協働で進める留学促進キャンペーン「トビタテ留学JAPAN」の16期派遣留学生に、関西外大から外国語学部英米語学科4年の宇都賢吾さんら3人が合格しました。
7月17日には「トビタテ留学JAPAN」の説明会が開かれ、参加した約60人の外大生に宇都さんは「奨学金を支給されることはありがたいことだが、自分が夢見ている起業や留学計画をサポートし、さまざまなアドバイスをもらえることが何よりも良かった。ぜひ皆さんもチャレンジしてください」と呼び掛けました。
▲「皆さんもぜひチャレンジしてください」と訴える宇都さん
「トビタテ留学JAPAN」は2013年にスタートした留学支援制度で、返済不要の奨学金を支給され、約1万人の同制度の経験者からさまざまなアドバイスを受けることができるとともに、自分で留学計画を立ててインターンシップやボランティアを研究対象にできる自由度の高さが特徴です。
宇都さんは短期大学部に入学、英語教員の資格を取得し、3年次編入学で外国語学部英米語学科に進みました。2024年度秋に英語&リベラルアーツ留学で米国・オールドドミニオン大学に1年間派遣されることが決まり、「トビタテ留学JAPAN」に応募しました。募集枠は250人で競争倍率は4倍でした。
▲宇都さんは倍率4倍の難関を突破して合格しました
最初は「会計のソフトウエアづくり」をテーマにしていました。しかし、子どもたちとの関わりが楽しいと働き始めていた学童保育をテーマにして留学計画を立てました。「子どもたちが興味を持つことができて、地域の皆さんがサポートし、貧しい家庭の子どもでも無料で利用できる夢の学童保育を運営したい」という、自分が現在経験していることを基にした計画が合格の決め手になりました。
▲米国の学童保育に当たる「アフタースクールプログラム」について説明する宇都さん
宇都さんには、8カ月間にわたり毎月16万円の奨学金と留学準備金35万円が支給されます。宇都さんは「円安で留学費用が高額になりとても助かりますが、それ以上に〝トビタテ生〟の同窓会のような集まりが年間100回ぐらいあって、そこで気軽に相談したりアドバイスを受けることができるのが大きな魅力です」と話しています。
▲「奨学金もさることながら〝トビタテ生〟のつながりが大きな魅力です」と話しました
留学計画を立てるにあたっては、日本社会の問題点や課題を指摘して、留学先で何を学び、どのように日本社会に還元できるかが問われ、知識の蓄積だけでなく留学先でどのように実践活動を展開するかがポイントになります。宇都さんは「次の17期生の募集が12月ごろから始まります。ぜひ挑戦してみてください」と訴えました