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留学生別科で最も高い日本語レベル「総合日本語8」の履修生が日本語で学期末プロジェクト発表しました

 留学生別科で最も高い日本語レベル8の留学生らが学ぶ「総合日本語8」の学期末プロジェクト発表が行われました。履修者14人が「IT」「地域」「出版・翻訳」などのテーマ別に、日本語でそれぞれのプロジェクトについてプレゼンテーションしました。


▲留学生を応援する外大生もたくさん参加しました

 12月6日の最終日には、留学生を応援する外大生も参加し、永冨あゆみ講師の指導で「出版・翻訳」系のプロジェクトに取り組んだ、チェビンさん(韓国)▽ビルソー佳蓮さん(米国)▽レオナルドさん(イタリア)の3人が発表しました。

 チェビンさんは「5年前の自分の日本語の実力と今の実力を比べたい」との思いをきっかけに、斎藤真理子が書いた「隣の国の人々と出会う-韓国語と日本語のあいだ」を読んで論考を進めました。


▲発表するチェビンさん

 発声の仕方など韓国語の特徴について述べた後、同じ言語であるのに「韓国語」「朝鮮語」と呼び方が異なることに疑問を投げ掛けました。朝鮮語という呼び方は、植民地時代の韓国語を指すことなどから「抵抗が残る」と指摘しました。


▲「隣の国の人々と出会う」を読んで論考を進めました

 米国で開かれたアニメコンベンションで通訳を務めた経験があり、現在出版文芸部に所属するビルソー佳蓮さんは。「外大文集」の翻訳に取り組み、翻訳にあたって重要となるポイントをまとめました。


▲ビルソー佳蓮さんの発表です

 マンガと小説を翻訳したビルソー佳蓮さんは、日本語の〝ジャージ〟と英語の〝jersey〟が異なる点を例として挙げながら「名前の読み方や代名詞、人称、作者の個性などによって文体が異なる点を考えながら翻訳するのが重要です」と述べました。


▲外大文集のマンガを翻訳してみました

 ヤマト講師のマンガの授業を履修したレオナルドさんは、将来のキャリアにつなげたいとマンガの書き方を小冊子(日本語、英語、スペイン語)にまとめました。発表では、自らを主人公にしたをマンガを描いたスライドを使いました。


▲発表するレオナルドさん

 「マンガではストーリーが最も大切です」「重要なのは会話」「影を忘れてはいけません」「スクリーントーンがとても難しいです」などとマンガを描く際のポイントを交えながら分かりやすく発表しました。


▲マンガの奥深さも伝えました

 

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