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「アートサイエンス」の受講生の成果を発表する「Hello, World. Prototype展」が開かれました
外国語学部で開講している「アートサイエンス」の受講生が学修の成果を発表する「Hello, World. Prototype展」が12月18日に開かれました。
▲来場者に作品を説明しました
中農稔講師が担当する「アートサイエンス」は、VR演習室Hello, World.で行われています。VRやAR、生成AI、フィジカルコンピューティング、プログラミング、VFX映像などを学んでいます。
「Hello, World. Prototype展」では学んだ内容を基に、外国語学部の3~4年生が個人やグループで10作品を作成しました。
■AIなに表している~
来場者が回答の速さや正誤を競うKahoot!を使って、表示された生成AI画像がどの映画を表しているのか4つの選択肢から選ぶクイズを制作しました。映画の特徴的な場面をイメージして作ったシーン画像と人物やキャラクターの画像を見て答える計30問が用意され、難易度もやさしいものから難しいものまであります。
▲さまざまなジャンルから選ばれた映画が出題されました
制作者は「タイトルからイメージがつきにくいものもあるので、作成した生成AI画像をみて映画を見てもらえるきっかけになればいいなと思います」と話していました。
■GAIDAI LOVE ~君と僕とのメリークリスマス~
恋愛ゲームになっており、来場者側が女性であると想定し、主人公の男性と19編のストーリーをめぐり、男性の告白を受けます。ストーリーには、「教室まで送っていくよ」「クリスマスツリーよりあなたのほうがきれいだよ」といったものがあり、少しずつ信頼関係を築いていきます。ストーリーの最後には、主人公の男性が告白するので、来場者は「LOVE」か「LIKE」が書かれたカードをセンサーにかざして答えることができます。
▲カードをかざすと告白シーンがモニターに映し出されます
書かれたカードの裏には、センサーシールが貼られており、「LOVE」か「LIKE」かを判断して動画がモニターに流れるようにプログラミングしました。
■何かがおかしい!? 5号館再現✰
バーチャル空間に入って遊べるメタバースプラットフォームClusterを使って、バーチャル空間にVR演習室のある5号館を作成しました。VRゴーグルとリモコンを使って体験でき、リアルに再現されている場面から、バーチャルの空間でしか実現しないような場面まであります。
▲バーチャル空間で新しい5号館を体験できます
Hello, World.を再現したバーチャル空間では、大型LEDビジョンやカラフルな椅子、机といった現実にあるものに加えて、クリスマスツリーが設置されていたり、円形ステージが登場するなど受講生が独自にアレンジしました。
■頭上注意!球体照明
普段授業をしているVR演習室Hello, World.にある、球体照明についての動画を作成しました。球体照明の下にはベンチとテーブルがあり、人気のスポットである一方で、立つ際に照明に頭をぶつける人が多いことに着目しました。
▲球体照明についての動画作成をしました
授業で習った動画制作のスキルを使って、球体照明に対する疑問や不満、対策方法をユーモアを交えながら考え出した、「DANGER Be careful」を作りました。
■画面に手をかざすだけ!ラッキーカラー教えます!
モニターに手をかざすと、ラッキーカラーと一言メッセージが表示されます。ラッキーカラーと一言メッセージはそれぞれ12種類あり、132通りの組み合わせがあるので、何度試してもほぼ異なる結果になります。手を認識して、ラッキーカラーと一言メッセージを表示させるには、ChatGPTを使ってコードを作成し、専門のシステムに転送しています。
▲モニターに設置されているWEBカメラに手を認識させます
▲画面に手をかざすだけ!ラッキーカラー教えます!を作成した沼田さん
一人で制作に取り組んだ沼田楓太さん(外国語学部英米語学科3年)は、「外大ではあまり馴染みのないデジタルをチャレンジしようと履修しました。実際にさまざまなシステムやデジタル技術を学修できてとても楽しかったです」と話していました。