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米国・イーロン大学の学生30人が関西外大を2日間訪れ、外大生と交流をしながら日本への理解を深めました
海外協定校の米国・イーロン大学(ノースカロライナ州)でビジネスを専攻する学生30人が、1月15日と16日の2日間、Faculty-led Programの一環で関西外大を訪れました。
▲イーロン大学の学生と外大生が交流しました
イーロン大学の学生は日本のビジネスや文化を学ぶため、東京や京都、大阪にある企業や神社、寺院を2週間にわたって訪れています。高等教育機関を訪れるのは関西外大のみで、2日間を通して外大生との交流のほか、特別講義を受けました。
▲外大の訪問に先立ちコマツ大阪工場も見学しました
〔1月15日〕
交流会に外大生15人が参加し、グループに分かれて折り紙とあや取りを楽しみました。アイスブレイクでは、15問書かれたお題に当てはまる人を探す「Find someone」をしました。お題に当てはまる人を見つけると、名前を書き制限時間内にどれだけ多くの名前が書かれているかを競いました。
▲アイスブレイクのFind someoneで打ち解けました
お題には、「アニメが好きな人」や「1月生まれの人」「3カ国語以上話せる人」などが書かれており、イーロン大学の学生は積極的に外大生に話しかけていました。
折り紙とあや取りでは、外大生が先生役となり、鶴の折り方を説明するとともに千羽鶴や折り鶴に込められる意味をイーロン大学の学生に教えながら交流をしました。
▲折り紙やあやとりをしながら交流を深めました
交流会に参加した西田祐希さん(外国語学部英米語学科2年)は「学内で英語を話す機会を増やそうと思い参加しました。リスニングやスピーキングがまだまだ力不足だと感じたので、モチベーションになりました」と話しました。
日本に来るのが夢だったと話すイーロン大学のグレイスさんは「日本語を独学で勉強しています。交流では、外大生にアニメの話や日本語の使い方について話したいと心待ちにしていたのでとても楽しいです」と満足げに話していました。
▲ファスベンダー助教による特別講義
交流会後は、ファスベンダー・イザベル助教の「Contemporary Japan in the Gender Matrix」の特別講義を受けました。
ファスベンダー助教は「言葉とパワーは結び付いており、社会や文化、政治の影響を受けているものがあります」と紹介しました。また「日本では昔から、言葉の男女差があります」としたうえで、「女言葉」が取り上げられました。一方で「現代は性別関係なく使える言葉の使用も増え、名前に男女関係なく使える名を付ける人も増えています」と講義しました。
〔1月16日〕
この日は外大生をアドバイザーにして日本の遊びを経験しながら、伝統文化に触れました。福笑いとかるたの説明を聞いて、実際に挑戦してみたり、「最初はグー」の掛け声とともに日本語でじゃんけんをしたり、けん玉や日本の早口言葉を体験しました。
▲英語と日本語の早口言葉に挑戦しました
イーロン大学のリンさんは「とても美しいキャンパスで、外大生はフレンドリーでした。日本に来るのは初めてで、大学は外大だけなので素晴らしい訪問になりました」と話していました。
このあと、ドルーエ・ルシル准教授が日本の着物をテーマに特別講義をしました。日本の生活の中にどのように溶け込んでいるのかについて話しました。