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≪外大生生活実態調査≫Vol.1生活環境/外大生の35%が一人暮らし、8割以上が実家から経済支援を受ける
学生部委員会は2024年度から「学生生活実態調査」を始めました。在学生の多様な学修状況や進路、課外活動などの現状をとらえて、学生生活の実態を把握するとともに、学生への支援策の適切な見直しのための資料とします。
有効回答者数は、全在学生の15.4%に当たる1777人。回答者の学部別の構成比では、外国語学部55.9%▽英語国際学部27.25%▽短期大学部9.7%▽英語キャリア学部5.5%▽国際共生学部1.4%▽大学院0.4%でした。また学年別でみると、回答者の半数が1年生で、学年が上がるごとに回答率が下がっていました。
調査項目は、生活環境(自宅・下宿、家賃、生活費、家庭からの経済的援助)▽アルバイト(頻度、収入、使途、内容、探し方)▽クラブ・サークル(加入状況、活動日数、加入理由)▽大学生活(登校日数、生活時間、人間関係、学内環境の満足度、トラブル経験、不安や悩み事、相談相手)▽健康その他(薬物、ヤングケアラー)で、質問は30問設けました。
これから6回に分けて、調査結果とその分析をお伝えしていきます。
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外大生の35%が一人暮らしをしており、その8割以上が実家から経済支援を受けていることが「学生生活実態調査」の生活環境をめぐるアンケート結果から明らかになりました。
一人暮らしの学生の月額家賃は、4万円~6万円が45%、6万円~8万円が30%で、8万円を超えると回答した学生は6%いました。
また、一人暮らしの学生の8割以上が実家からの経済的な支援を受けていました。半数以上が月額4万円以上の支援を受けており、支援なしでは生活が成り立たない厳しい状況が浮き彫りになりました。
調査結果について北尾信夫教授(英語国際学部)は「一人暮らしの85%が実家から経済的支援を受けています。学生食堂で週1回200円でランチを提供している〝ハッピーマンデーランチ〟や、コロナ禍の折の食料品無料配布などは一人暮らしの学生の大きな支えになっていることが改めて明らかになりました」とコメントしています。
Vol.2アルバイト/4人に1人が週の半分以上従事、半数が月平均6万円以上の収入を得る
Vol.3クラブ・サークル/4割が加入して課外活動に従事、加入率は学年が上がるごとに低下
Vol.4大学生活(キャンパス)/多くの学生が授業を通じて気軽に話ができる人をつくっています
Vol.5大学生活(トラブル・悩み)/多くの学生がトラブルや悩みごとは家族、親せき、友人、先輩に相談
Vol.6大学生活(健康その他)/危険ドラッグ:9割が「使用しようと思ったことはない」