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≪外大生生活実態調査≫Vol.2アルバイト/4人に1人が週の半分以上従事、半数が月平均6万円以上の収入を得る
外大生の4人に1人が週の半分以上アルバイトに従事しており、アルバイトしている学生の半数が月平均6万円以上の収入を得ていることが、学生部委員会が実施した「2024年度学生生活実態調査」の生活環境をめぐるアンケート結果から明らかになりました。
学部生は2年生以上の9割が何らかのアルバイトを経験しており、短期大学部生でもアルバイトを経験する学生は8割前後に達することが分かりました。
また週の半分以上アルバイトをしている学生は25%足らずで、「ほぼ毎日」と回答した学生も3%弱いました。1日当たりの就労時間は、週末で5.6時間とやや長いものの、それ以外ではおおむね5時間程度でした。
月平均の収入額では、8万5000円以上が15%、10万8000円以上が4%いました。このうち月額8万5000円以上と回答した学生の約6割が家族からの経済的援助を受けていませんでした。月額8万5000円を超えると税負担がかかる可能性があり、10万8000円を超えると税負担に加えて社会保険への加入義務を課される恐れがでてきます。
アルバイトの職種では「接客・サービス」が8割と圧倒的に多く、「塾講師や家庭教師」は13%にとどまりました。また、アルバイトをどのように探したかについては「求人情報サイト」が7割弱と圧倒的で、大学公認の情報サイト「バイトネット」は2.6%にすぎませんでした。
調査結果について長谷川通教授(国際共生学部)は「約2割の学生が〝年収の壁〟を超える収入を得ている可能性があり、学生時代から税金や社会保険に関する十分な知識を身に付けておくことが重要です」とコメントしています
【2024年度学生生活実態調査】
有効回答者数1777人(有効回答率15.4%)。回答者の学部別の構成比は、外国語学部55.9%▽英語国際学部27.25%▽短期大学部9.7%▽英語キャリア学部5.5%▽国際共生学部1.4%▽大学院0.4%。調査項目は、生活環境▽アルバイト▽クラブ・サークル▽大学生活▽健康その他で、質問は全部で30問。
Vol.1生活環境/外大生の35%が一人暮らし、8割以上が実家から経済支援を受ける
Vol.3クラブ・サークル/4割が加入して課外活動に従事、加入率は学年が上がるごとに低下
Vol.4大学生活(キャンパス)/多くの学生が授業を通じて気軽に話ができる人をつくっています
Vol.5大学生活(トラブル・悩み)/多くの学生がトラブルや悩みごとは家族、親せき、友人、先輩に相談
Vol.6大学生活(健康その他)/危険ドラッグ:9割が「使用しようと思ったことはない」