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「IRI言語・文化研究フォーラム」が開かれ、10テーマで研究成果を発表するとともに、東北大学の明日香壽川教授が記念講演しました

 国際文化研究所(IRI=竹沢泰子所長・教授)が主催する「第11回 IRI言語・文化研究フォーラム」が2月15日、ICCで開かれ、10の研究者・研究グループが日ごろの研究成果を発表しました。


▲10のグループ・研究者が研究成果を発表しました

 記念講演は、明日香壽川・東北大学教授による「世界と日本のエネルギー・温暖化政策の最前線」。内容は、どのくらいCO2削減が必要でどのようなエネルギ―ミックスが望ましいかを中心に最新のデータをつかい、「エネルギー転換の潮流は変わらない。化石燃料混焼発電、CCS、原発に多額の補助金を出すのはおかしい。その分を再エネ、省エネに投資すればいい方向にいく」と主張しました。今話題になっているAIのデータセンターの消費電力は増大要因にはならないと指摘していました。


▲記念講演をする明日香壽川氏

 講演の動画は後日、公開される予定です。

◆研究発表テーマと研究者は次の通りです。

・言語行為論による災害情報分析――安全保障化としての南海トラフ地震臨時情報をめぐって  岸野浩一

・NATOのインド太平洋戦略と地域秩序の再編――安全保障化の観点から  小田切確

・Euro coins : identity and heritage politics  Alexis D`Hautcourt

・中国語における隠語の表現方法の考察――商業隠語を手がかりにー  李初梅

・中国語初修クラスにおける文法指導の課題と「気づき」による指導の試み――「場所+有+モノ・ヒト」構文を中心にーー  吉田泰謙、相原里美

・日英語アナウンスを対象とした音声学的評価法の検証と教育上の実証  前坂麻実、小谷克則、大室剛志

・中級日本語学習者の日常生活における漢字使用について  田嶋香織、宇野聖子

・名所旧跡体験と感じ習得―ナラティブ共有の試みー  永冨あゆみ、武藤輝昭、John Shultz

・関西外国語大学留学生別科日本語科の統一シラバス作成に基づいた中上級日本語教材の開発  高屋敷真人、西郷英樹、倉沢郁子、向井絵美

・大学生の異文化コミュニケーション能力が異文化受容性に及ぼす影響  姜京守、チャクル・ムラット、吉崎誠

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