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3000個のキャンドルが並ぶ「平和の燈火」が開かれ、スペイン語学科の藤島さんが平和への思いを訴えました

 平和への願いを込めたキャンドルカップが並ぶ「平和の燈火(あかり)」が3月1日、京阪・枚方市駅前のニッペパーク岡東中央で開かれました。実行委員会の委員長を務める外国語学部スペイン語学科3年の藤島凌雅さんが、点火式で平和への思いを訴えました。


▲平和の燈火の点灯式で実行委員長としてメッセージを送る藤島さん

 1939年3月1日に陸軍禁野火薬庫が大爆発事故を起こし、700人もの死傷者が出たことから、枚方市は3月1日を平和の日としています。「平和の燈火」は、平和への思いや願いを込めたイベントとして2012年に始まりました。大学生でつくる実行委員会が企画と運営を担っており、毎年、関西外大の学生が多数参加しています。今年も12人の外大生が実行委員として活動し、藤島さんが実行委員長を務めました。


▲3月1日は枚方市の平和の日です

 会場には、色とりどりの約3000個のキャンドルカップが並びました。半数のキャンドルカップには枚方市内の小学生が、平和への願いを込めてメッセージやイラストを描きました。また会場では、絵本を通じて平和について学んだ小学生が制作した平和の絵を展示したり、平和への思いを込めたアート〝平和の木〟などのブースを設けたほか、途上国の子どもたちへのワクチン接種に役立てるためのペットボトルのキャップ回収を呼び掛けました。


▲枚方市内の小学生のメッセージカップに点灯しました

 点灯式に先立ち藤島さんがメッセージを送りました。「何気ない日常を当たり前に過ごせることが平和なのだと改めて感じています」と語り、「能登半島やウクライナなど、世界各地で平和とは程遠い生活を強いられている人がたくさんいます。今日のイベントを通じて日々の当たり前が当たり前であることの大切さを感じてください」と訴えました。


▲色とりどりのキャンドルカップが並びました

 藤島さんが伏見隆市長らとともにメインキャンドルに点灯すると、会場内の並ぶキャンドルにも次々と火がともっていきました。


▲メインキャンドルに点灯する藤島さん(中央)

 藤島さんは今までに、平和活動など学外の活動にほとんど参加したことがありませんでしたが「大学生のときにしか経験できない」と考えて実行委員に応募し、実行委員長に立候補して就任しました。「普通の大学生活をしていたら経験できないようなとても素晴らしい経験ができました」と振り返り「今年は戦後80年で、阪神淡路大震災から30年の節目の年に当たります。平和の燈火が、平和のために何ができるのか考えるきっかけになればうれしいです」と話していました。


▲会場にはたくさんの市民が詰め掛け、平和への思いを新たにしました

 

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