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関西外国語大学が「令和7(2025)年度日本学術振興会外国人招へい研究者事業」に採択されました。6月にスペインから研究者が来日、講演会などを開きます
関西外国語大学が「令和7(2025)年度日本学術振興会外国人招へい研究者(短期)」事業に採択されました。この事業は、教授クラスから中堅の優秀な海外の研究者を短期間招へいし、我が国の研究者との討議・意見交換や講演等を通じて関係分野の研究の発展に寄与することを目的とした、日本学術振興会のプログラムです。
外国語学部の中村不二夫教授が受入研究者で、今年6月8日から29日に、スペイン・ヴィーゴ大学教授で、英語学・英語史を専攻するJavier Perez Guerra(ハヴィエル ペレス ゲラ)博士が来日し、関西外大で学生との研究・文化交流を予定しています。
▲ハヴィエル ペレス ゲラ教授
6月10日もしくは11日には、関西外大において「”What we learn from historical English corpus linguistics”(英語歴史コーバス言語学から学ぶもの)」の題で講演会を予定しているほか、広島大学、名古屋大学でも講演や研究交流を実施します。
事業の採択にあたっては、誰をどの教育・研究機関に招くのかなど、厳しい審査が行われます。中村教授による事業案の採択は、30年来の友人であるフィンランド学士院会員T.Navalainen教授、英国学士院特別会員D.Denison教授に次いで、今回が5回目ということです。今回は、人文学部門では岡山大学、北海道大学、関西外国語大学、東京大学、慶應義塾大学、中央大学の計6大学が選ばれました。
▲中村不二夫教授
中村教授は近畿地区で行われる講演について、「英語学(英語史)研究に興味のある皆さん、講演を聴講し、世界レベルの研究者によるレクチャーを体験してください」と呼びかけています。またスペイン留学に興味を持つ方に向けて「個人または集団でペレス ゲラ教授と研究・文化交流をしていただく機会を設けますので、パイプを作り、あこがれを正夢に変えてください」と話しています。
添付ファイルで、中村教授による今回の採択についての活動内容や、英語学やスペイン留学に興味を持つ外大生に向けたメッセージを紹介しています。