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外国語学部の井口はる菜准教授が、国際放送「NHK WORLD-JAPAN TV」の番組で研究対象としている三味線について話しました

 音楽史や日本文学を研究対象としている井口はる菜・外国語学部准教授が、NHK国際放送(NHK WORLD-JAPAN TV)の番組「Core Kyoto」のなかで、三味線と自身が復元に取り組んでいる三味線の楽曲について解説しました。


▲4種の三味線について解説する井口准教授

 今回のタイトルは「Shamisen: The Reverberating Tones of Passion and Tradition」(三味線:響き渡る情熱と伝統の音色)。三味線を中心に、和楽器の歴史や現況についてまとめた内容で、三味線の歴史や、動物の皮に代わって和紙を使った楽器の制作が行われている現状、演奏の後継者育成の様子などが紹介されています。

 井口准教授は番組の中で、「太棹」、「中棹」、「細棹」と、一般に知られている3種の三味線のほか、京都に伝わる極細棹の「柳川三味線(京三味線)」を加えた4種の三味線について、日本古謡「さくら さくら」を演奏し、「(柳川三味線は)しっかりとした音が出ます」と音色の違いなどを解説しました。さらに、自身が研究している江戸時代の三味線の楽譜の復元についても紹介しました。


▲太棹(左)から極細棹の柳川三味線(京三味線、右)まで、特徴を話しました

 三味線の演奏などの番組の収録は1月に、中宮キャンパスの茶室で行われ、井口准教授の日本学を受講した外国語学部1年(撮影当時)の門脇結那さんが井口准教授のサポートにあたり、収録前に井口准教授とともに調弦をするなどしました。


▲撮影直前、調弦をする井口准教授と門脇さん

 「NHK WORLD-JAPAN」のウエブサイトで番組(動画)が視聴できます。
 

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