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2025年の第1回オープンキャンパスが開かれ、新学期を目の前にした高校生ら2500人が訪れました
2025年の第1回オープンキャンパスが3月30日に、中宮キャンパスと御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれました。新学期を目の前に、2537人の高校生らが関西外大のキャンパスを巡り、大学での学びへの理解を深めました。
▲オープニングの会場は満席になりました
■オープニング
オープニングは、米国・ウェストフロリダ大学にリベラルアーツ留学していた上田沙和さん(外国語学部英米語学科4年)がスピーチしました。
▲「関西外大で自信を持てるようになりました」とスピーチする上田さん
入学したころは自信がなく不安でしたが、「長期留学」を目標に定め、達成に向けて取り組んだことが、今の自信につながっていると振り返ります。留学前準備教育では、心が折れそうな時も仲間と励まし合いながら乗り越えたといいます。また、留学先ではマイノリティを感じながらも、マーチングバンドへの参加や日本文化イベントでのボランティア活動で、日本が世界からどれだけ愛されているのかを知れたと話しました。
現在は、日本の魅力を発信する仕事に就くという目標があるとし、「関西外大は、新たな目標に向かって自分の可能性を広げようと活動している学生が多くいます。みなさんも共に自分の世界を広げてみませんか」と高校生に呼びかけました。
■より幅広く、より柔軟な学びを/外国語学部学科説明
外国語学部の英米語学科とスペイン語学科は2026年度から、「語学・文学」「地域・文化・社会」「国際関係」「経済・経営」の4つの科目群となり、1年の基礎ゼミ、2年の展開科目、3、4年で専門演習と積み上げ方式で体系的に学びます。会場を埋めた高校生に対し「より幅広く、より柔軟になる学び」について説明しました。
▲在学生が外国語学部の魅力を話しました
また、在学生の代表として英米語学科4年の那須希星さんが外国語学部の魅力について話しました。「結-YUI-」での生活や Super IESプログラム、海外留学について紹介し「留学生とともに暮らした結では、日本にいながら異文化交流できました。また海外留学では、オープンマインドで世界が広がり、将来の新しい目標ができました」と述べました。
■2つの専攻で学修/英語国際学部英語国際学科説明
2026年度からの新カリキュラムである「国際関係学専攻」「グローバル・コミュニケーション学専攻」の2専攻構成について説明しました。
▲2専攻構成について説明しました
国際関係学専攻では、世界規模の課題を解決できる力を養成するために、国際平和構築、国際社会共生、国際経済ビジネスの3つの領域について学修します。
グローバル・コミュニケーション学専攻では、コミュニケーションのプロフェッショナルとなるために、英語と中国語の運用能力を高めます。また、世界のさまざまな地域、文化、民族、宗教を学び、柔軟な異文化理解力を身につけます。
また特徴として、SDGsの17のテーマに沿った留学プログラムで英語国際学部生を対象にした「語学+SDGs留学」を紹介しました。
■多くの選択肢が魅力/短期大学部学科説明
英米語学科について「たしかな英語力と豊かな人間力を養います」、未来キャリア英語学科について「実用的な英語力を身に付けるとともに資格の取得を目指します」との説明に続き、短期大学部から英語国際学部に3年次編入して現在4年の山部はるさんが短大の魅力を語りました。
▲短大から3年次編入した山部さんが魅力を伝えました
山部さんは3年次編入後に、中国の天津外国語大学で5カ月月間にわたり日本語教育のインターンシップを経験し、現在は第四国際交流セミナーハウスでRA(レジデントアシスタント)として中国人留学生とともに生活しています。短大の魅力について「留学、編入学、就職と選択肢がたくさんあるところです。私は3年次編入学をして、中国で日本語の先生を体験することができました。皆さんもぜひチャレンジしてください」と呼び掛けました。
■国際共生学部/外大生留学生と話そう
ニュージーランドで1年間の留学体験があるという大阪市から来た高校3年の女子生徒2人組は「英語検定の準1級は取っておいた方が良いですか?」「どんな授業があるのですか?」と矢継ぎ早に質問しました。質問に対して国際共生学部の3年生が「授業はすべて英語で、友だちとも英語で話すことがあります」「英語力をつけるだけでなく、デジタルスキルや経済、マーケティングを学ぶこともできます」と国際共生学部の魅力を伝えていました。
▲冊子を見せながら、高校生に丁寧に説明しました
また、国際共生学部生のラオスでの経験学習をまとめた「Laos Study Visit Report 2024」を見ながら、Experiential Learningについて「英語を使って実践的に学ぶことができます。単位も認定されます」と説明すると、2人は真剣な表情で聞きながらメモをとっていました。
■英語国際学部/外大生になってみよう
英語国際学部の相原里美准教授は「中国語ってどんなコトバ?」をテーマに体験授業を行いました。中国語について概要を説明した後に、簡体字から予測して日本語の漢字を当てるクイズを行いました。中国語学習で、もっとも苦戦する分野でもある発音にもチャレンジしました。相原准教授は「四声を正しく修得していないと、相手に異なる単語で伝わりますよ」と呼びかけながら、発音を繰り返しました。
▲中国語から日本語を推測し、中国語を身近に感じました
また慣用語の紹介では、ごまをするという意味を持つ「拍马屁」を例にし「内モンゴルでは、牧民を褒める時に馬を褒め馬のおしりをたたく習慣があったことからこのような漢字になっています」と説明すると参加者からは「へぇー」「なるほど」と声が上がりました。