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幼稚園児対象に英語の防犯教室開催 ボランティア同好会「ひまわり」
ボランティア同好会「ひまわり」の有志14人(代表=短期大学部2年山田夏子さん)が2月9日、さくらインターナショナルスクール枚方校(廣瀬梨花子校長)で園児を対象にした英語による防犯教室を開いた。地域支援・防災などを担当する大阪府枚方土木事務所との共催。
▲園児たちの前に勢揃いしたボランティア同好会「ひまわり」メンバー
英語による防犯教室は、子どもが被害者となる犯罪が多発する中、帰国子女や在日外国人ら日本語が理解できなかったり、苦手だったりする子どもに対して防犯意識を啓発する機会が少ないことから企画。同校の3~5歳児約50人が参加した。
冒頭、大阪府警から枚方土木事務所に出向している警察官が園児を前に「一番大事なものはみんなの命です。命をなくしたら、どこにも売っていません。誘拐に遭わないために勉強しましょう」と声をかけた。
▲質問に元気よく手を上げる園児
続いて、ひまわりメンバーが制作した英語のビデオが流された。女子学生4人が自転車で公園に遊びに行くが、一人が予定の帰宅時刻後も残り、男2人組に言葉巧みに連れ去られる内容。ビデオを見た園児に「どこが悪かった」と問いかけ、考えさせた。
▲英語の回答がホワイトボードに張られた
園児たちは元気よく手を上げ、女性が一人で残ったことや、見知らぬ男性についていったことなどと答え、メンバーが英語の回答をホワイトボードに張っていった。その後、「大事なこと」として、▽遊びに行くときは行き先を言うこと▽友達と一緒に帰ることで悪い人が近づいてこない、などを確認し、メンバーが「みんなで帰ろう」と呼びかけると、一斉に「はい」と大きな声が上がった。
別のビデオでは、自転車に乗るときはヘルメットをかぶること、道路の端を走ること、信号は青信号を渡り、左右を確かめること、などが同様に確認された。
▲「5つのやくそく」の遊戯に取り組む園児たち
最後に、誘拐に遭わないための「5つのやくそく」と題する遊戯が披露された。▽一人で遊ばない▽知らない人について行かない▽連れて行かれそうになったら大きな声を出す▽いつ帰るかをいって出かける▽友達が連れていかれそうになったら大人に知らせるーーの5つで、全員で繰り返し練習した。