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就職活動が本番突入 学内合同企業セミナーに270社が参加
会社説明会など企業の採用広報活動の開始を受けて「学内合同企業セミナー」が3月3日、中宮キャンパス7号館で始まった(10日までの日曜を除く7日間)。本学の学生を採用したいと希望する企業約270社の採用担当者が期間中に本学を訪れ、説明会を行う。黒のリクルートスーツを着用した3年生、大学院生、短大部1年生たちは関心のある企業を事前に研究したうえ、各企業の教室、ブースを回っていた。
▲学生ラウンジのブースでは多くの学生が説明会に訪れた㊤ 旅行業では、説明を聞く学生で大教室が埋まった㊦
セミナーは、7号館各教室と1階学生ラウンジにブースを設けて開かれた。初日、教室よりも1時間早く始まったブースでは、開始前から訪れた学生であふれかえり、多くの学生が立ったまま説明を聞いていた。午後1時から教室の説明会では旅行、ホテル関係に多くの学生が訪れ、教室に入れない学生が次の説明会を廊下で待つ状況だった。 また、ブライダル関連のブースでは何重にも学生の輪ができ、まず「口角をあげる作法」などアイスブレイクで緊張を解きほぐしたのち、説明会が始まった。
▲「口角をあげて」―。説明前にアイスブレイクで和むブライダル業のブース
セミナーには、企業だけでなく官公庁の採用担当者も参加した。今回、地方裁判所の担当者が来学、事務官、書記官、調査官の職務について説明した。現役の事務官は「緊張する仕事だが、やり甲斐はある。職場環境もとてもよく、毎日が充実している」。書記官は「裁判官が出来ない法廷運営を行うのが書記官」と説明。また「語学力を生かせる仕事もあり、外国人が当事者のケースも増えてきている。また、在外研究という制度があり、海外に派遣され外国の裁判制度などの研究を行っている」と、外大生に期待を寄せた。
初日の専門総合商社の教室では、2014年に外国語学部英米語学科を卒業した岩渕千春さんが説明役を務めた。「皆さんの前に立つと緊張しました。現在は国際部に所属していますが、アジアに現地法人を立ち上げているところで、語学が堪能な後輩が入ってくれるといいのですが」と期待を示した。
▲自社の製品を掲げて説明するパン製造会社の教室㊤ 地方裁判所の教室では法服の前で書記官などの職務を説明㊦