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学研都市キャンパスの英語国際学部1年生の保護者進路・就職懇談会を開く 高い留学への関心
▲開会のあいさつをする江平学部長(壇上=顔写真も)
学研都市キャンパス・英語国際学部1年生の「保護者進路・就職懇談会」が6月13日、同キャンパス講堂で開かれた。約290人が出席。同学部は、留学が2年次のカリキュラムとして組み込まれているとあり、保護者らの関心も留学関連に集中した。
はじめに英語国際学部の江平英一学部長(教授)が開会のあいさつ。「今、授業に忙しい、忙しいとこぼしている学生が本当の努力をしている。留学前の仕込みが大事。この量が留学に行った時の質を決める」などと語り、この懇談会で聞いたことをもとに「親子でさまざまな議論をしてほしい」と保護者に訴えた。
▲それぞれの点を説明する神田教授、中村教授、中野教授(左から)
次いで、神田修悦教務部長(教授)が「英語国際学部のカリキュラム・留学の位置づけ」として、英語を中心とした語学力の集中的な養成と実社会・グローバル社会での「即戦力」をめざして2年次の全員留学などを掲げる英語国際学部の特色を強調した。
中村俊弘教授は「英語国際学部の留学制度の概要」として、英語圏と中国語圏の留学先の時間割表を例示して、留学すれば、「読む、話す、聞く、書く」の4技能を徹底的に磨くことになる、とし、費用や資格審査なども解説した。
▲オーストラリア留学の体験を語る後藤愛美さん(右)(左は聞き手の中和係長)
さらに、オーストラリア・ディーキン大学での留学を5月に終えたばかりの2年生・後藤愛美さんが、国際交流部の中和直子係長と舞台上で対談。授業での討論やプレゼンテーションで他の国からの留学生と比べて自身のスピーキング力が劣っていると感じた。そこで他国の友人となるべく多く話するようにしたり、日本人同士でも常に英語での会話に心がけたりした。ホストマザーもプレゼンの練習を手伝ってくれて、自信がつくようになったなどと語った。後藤さんは9月から、今度は上海外国語大学に留学する予定で、将来はエアラインでの仕事をめざしているという。
▲中国留学の様子をビデオで語る朝山果保さん
引き続いて中国・北方工業大学に留学中の今村加奈子、朝山果保、砂田柚麻の3人のみなさんが最初は全員が中国語を交えながら、それぞれビデオメッセージで現地の様子を語った。朝山さんは「内気だった私が、たくさんの人と仲良しになれて、毎日が楽しい」などと報告していた。
このあと英語国際学部(国際言語学部)の中野誠キャリアセンター長(教授)が「就活では大学生活全体が問われる。多くのハードルが待ち受けているが、目標をしっかりと定めて、大学生活を送るようにキャリアデザインしてほしい」などと語った。
会場からは「留学先はどのように決まるのか」「留学中の健康面はどのように対処しているか」など多くの質問があった。さらに休憩をはさんで個別質問に移り、一人(組)につき約20分に時間制限されたが、留学については多くの保護者が並び、国際交流部の担当者が説明に当たっていた。
▲さまざまな質問が出された留学の個別相談