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IESの授業でプレゼンイベント 50人が発表通じて英語力に磨き


▲バックのスライドに合わせてプレゼンする学生 

IES(Intensive English Studies)の履修生に、英語で発表する機会を持ってもらおうと、中宮キャンパスのICCで6月17日、授業時間を利用したプレゼンイベントが開かれた。外国語学部のP.エドワーズ准教授が始めたPRESENTATION IVENT“STRANGERS”。発表するのは履修者が中心だが、オーディエンスとして誰でも参加できる。学期ごとに一度開いていて、通算6回目。エドワーズ准教授は「こういう経験を積むと、人前で話す自信がつきます」と効果を強調した。

この日は昼休みから5限まで、エドワーズ准教授のIESや演習の授業を履修している学生約50人と、ゲストの教員や留学生数人がICC1階のディスタンスラーニング教室で1人ずつ発表した。持ち時間は1人4分。持ち時間きっかりで終了するスライドに合わせてしゃべるのも、工夫が必要だ。
 
IES履修者は米国の人気作家、ジョン・グリーンの病気や愛情、時間をテーマにした小説“The Fault in Our Stars”、演習の履修者はジム・ローウェンの“Lies My Teacher Told Me”(邦訳は明石書店『アメリカの歴史教科書問題』)を読んで、プレゼンのテーマを決定。そして、内容を練り発表の練習も繰り返してきた。4分間の発表を聴いたオーディエンスは、▽内容▽スライドの構成▽熱意▽発声・発音▽アイ・コンタクト▽ボディ・ランゲージ――などの得点を書き込んで提出する。


▲Kahoot!タイムになると、みんなスマホを取り出して  

発表の合間には、スマホを使ったクイズ形式の“Kahoot!"で、課題の書物の内容をチェック。エドワーズ准教授が作ったクイズに、学生たちがスマホで答える。全員が回答すると正解が画面に現れ、どれだけ理解しながら読んだかその場でわかる仕組み。あらゆるデバイスに対応した無料アプリとして、教育現場での利用が広がりつつある。


▲「こういう機会を増やしたい」と話すエドワーズ准教授 

前任校の韓国・啓明大学校でインターナショナルラウンジを運営し、国際交流を通じて学生たちのコミュニケーション力向上に努めてきたエドワーズ准教授は「見知らぬ人の前でしゃべることで、自信がつき、成長します。その舞台を提供しているのです」とタイトルに込めた狙いを説明。韓国では地下鉄の車内で学生にプレゼンさせたこともあるといい、「どんどん人前でしゃべるチャンスを増やしていきたい」と話している。

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