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短大部の問題解決型授業 「日本の住まい」と「ビジネスホテル」を考える
▲畳の良さをアピールするパナソニックチームの学生
短期大学部の有本昌剛教授と森常人講師が担当する総合科目D「フューチャーデザイン」を履修する2年生が6月27日、中宮キャンパスで谷本榮子理事長(短大部学長)や企業関係者を前に、検討成果をプレゼンテーションした。谷本理事長は「これから社会に出ても自分の言葉で意見が言える人になってほしい。この経験を将来に生かしてください」と、プレゼンの出来映えを讃えた。
▲大阪コロナホテルから講評をいただいた
同授業は、企業が抱える課題の解決に向け学生も考え、提案するもの。有本教授クラスに与えられたテーマは、「パナソニックセンター大阪」(大阪北区)から「海外から見た日本の住まい・暮らしの魅力を探る」というもので、同社との連携は今年で2年目。一方、森講師クラスは今回が初コラボの「大阪コロナホテル」(大阪市東淀川区)で、学生が考えたテーマは「若者や外国人がビジネスホテルを、より多く利用するにはどうすればよいか」。パナソニックからは高橋幹さん、奥山由美子さん(本学卒業生)が来学。大阪コロナホテルから松田理紗子さん(取締役支配人)、高比良洋子さん(本学2013年卒業)が来聴した。
有本クラス3チーム、森クラス2チームが、春学期に入って3カ月間、検討を重ね考え抜いたアイデアをこの日、披露した。各チームのテーマは登壇順に【1チーム】若者のビジネスホテル(BH)利用を増やすためには:BHについて知る機会を増やすことなど【2チーム】Feel Japan Feel Panasonic:畳を使った体感型ショールームで畳の良さを再発見【3チーム】家族が集う空間:リビングルームの魅力と地下室の融合【4チーム】外国人宿泊客の集客に向けて:新大阪駅から徒歩2分の同ホテルにも東京五輪効果の期待【5チーム】風呂の魅力とは:ハンモック風呂など提案
▲パナソニックからも「プロセスがよく分かるプレゼンでした」と講評
一連のプレゼンを終え、大阪コロナホテルから「テーマと結論がしっかり出来ていて、十分に伝わった」。パナから「当初は、みなさん随分悩んでいたが、データやトレンドを収集して良く出来たプレゼンだった」などと講評。
▲最後に谷本榮子理事長が「この経験を将来に生かして」と激励
最後に谷本理事長が「企業の方々には、ここまで学生を育てて頂き、感謝しています。学生のみなさんは、これをきっかけにもっともっと飛躍して、世界に出て行ってください」と、学生の今後に期待を寄せた。
▲この日、プレゼンテーションした5チームのメンバー