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吹奏楽部サマーコンサート2015を開く 市民ら600人が鑑賞 中宮キャンパス・谷本記念講堂で
▲「天空の旅」で幕明け(指揮は安藤櫻子さん)
関西外国語大学の吹奏楽部(松本郁香主将)によるサマーコンサートが7月5日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で開かれ、約70人の部員が迫力ある演奏を披露しました。公開講座となっている恒例行事で、市民ら約600人が鑑賞しました。司会は学内のFBS放送局の今垣内楓さん(3年)が務めました。
▲東日本大震災の支援のための「陽はまた昇る」が響く(指揮は横山柚希さん)
コンサートは二部構成。「Symphonic Stage」を掲げた第1部は「天空の旅――吹奏楽のための譚詩」で幕開け。ついで「With Heart and Voice」と続き、荘重なファンファーレから始まり、天駈けるようなスピード感からしっとりとしたフルートのソロなども織りまぜて、じっくりと聞かせました。さらに東日本大震災の復興支援のために作られた「陽はまた昇る」や豪華客船タイタニック号の乗組員の一人に寄り添って日本人作曲家が手がけた「マードックからの最後の手紙」の計4曲が披露されました。いずれも本格的な吹奏楽となりました。
▲幕間のロビーコンサート
第2部との幕間にはロビーで、荒武真衣さん(3年)らサックス奏者6人の小コンサートが行われました。アルト、テナー、バリトンの3種のサックスによるアンサンブルで、目前で演奏されるとあり、ほっとした様子で聞きながら、携帯電話のカメラで撮影する人も見受けられました。「ルパン3世のテーマ」と「彼方の光」が選曲されましたが、親と一緒に来た子どもたちも、間近で聞いていました。
第2部は「Stage Marching Show」で会場の雰囲気も変わりました。「EARTH」をテーマに「Tapestry of Nations/Chaos」や「George of the Jungle」などが軽快な隊列変更などとともに演奏されると、目にも愉しい舞台になりました。また赤、黄、紫、水色のフラッグ隊も登場し、カラー・ガード・ショー(るろうに剣心より「悲愴」)では、照明を凝らして幻想的な雰囲気となりました。「The Rose」では、ガード隊のチーフ嶽本季江さん(4年)が純白の衣装で舞うシーンも折り込まれていました。フィナーレは「Reflections of Earth」。背景に大きな地球を映し出し、余韻をたっぷり残して幕が降りました。会場からはアンコールがあり、「Shine Down」は奏でられると、大きな拍手が贈られていました。
▲今回のテーマ「EARTH」が映し出されて第2部もフィナーレ
▲アンコールで会場はいっそう盛上がる