関西外大広報サイト

NEWS ニュース

FDカフェ第7話 片岡修教授がミクロネシアの巨石文化を語る


▲太平洋の考古学についてうんちくを傾ける片岡修教授

茶菓を楽しみながら学問談義を深めるFDカフェ第7話が7月23日、中宮・多目的ルームで開かれた。この日の講師は動物考古学が専門という国際言語学部の片岡修教授。「ライフワークとなったミクロネシアの考古学」をテーマに、太平洋の島々に残る巨石文化について、含蓄のある話が次々と飛び出した。

片岡教授は地元・枚方市出身。大阪府立枚方高校時代に同校教諭だった瀬川芳則・元本学教授と出会い、考古学の面白さにのめり込んだ。大学(経済学部)卒業 後、枚方市文化財研究調査会に4年半勤務。この間に発掘調査のノウハウを身に付けたという。グアム大学に編入学し、オレゴン大学大学院に進学。太平洋の考 古学・ミクロネシアの巨石文化を研究する人生を歩むことになった。


▲講演のあと、質疑応答も行われた

この日はまず、グアム島などマリアナ諸島に点在する遺跡の数々をスライドで紹介。続いて、世界文化遺産登録を申請中のポーンペイ島ナン・マドール遺跡の調 査について詳細に語った。アルコールは含まれず、鎮静剤の成分が抽出される植物で作った「カヴァ酒」の話や夕食のメニューも詳しく説明し、人類学的な興味 もそそる内容だった。世界遺産登録については、早ければ来年6月にも審査が行われる見通しだという。

 

PAGE TOP