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英語国際学部の保護者向け留学説明会開催 約300人が参加


▲多くの保護者が詰めかけた英語国際学部の留学説明会

4月にスタートしたばかりの英語国際学部の保護者向け留学説明会が6月7日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれた。同学部は2年次に各1学期間の英語留学と中国語留学が教育課程に組み込まれており、約300人の保護者が参加した。

初めに江平英一・英語国際学部長があいさつし、「英語国際学部は実用的な語学力を身に付け、異文化理解力、国際理解力、グローバル・キャリア基礎力といった3つの国際力の育成を教育の柱にしている。そのため、2年次の留学は大きな意味を持ちます」と語った。
 
続いて、国際交流部の関冬樹次長が英語国際学部の留学の特徴と概要を説明。英語留学の留学先は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシアの各大学、中国語留学は大連外国語大学、北方工業大学、北京語言大学、上海外国語大学、浙江越秀外国語学院が予定されていることを紹介。いずれも各1学期間、語学を集中的に学ぶとともに、現地での生活を通して生活習慣や文化を学び、他国との留学生との交流も図ることができるという。ただ、留学するためには、1年次春学期の学内成績が80点以上であることや留学説明会やガイダンスへの出席が要件になっていることなどにも言及した。


▲「経済面での中国との結びつきは一層重要に」と話す池田稔さん

この後、中国留学の必要性について日中経済貿易センターの池田稔・コンサルグループ本部長が講演。2012年9月の尖閣列島国有化に端を発した反日デモ以降、日中間の政治的緊張は続いているが、経済的には中国は世界第2位のGDPを誇り、日本の重要な貿易相手国だと強調。「私たちが付き合う一般の中国人は冷静で日本に対しても友好的。この点は心配する必要はない。ただ、PM2・5など環境問題の解決は難しいので、空気清浄器やマスクで自己防衛するしかない」と述べ、「企業も中国との関係が深く、語学を背景にいろいろなことを身に付けた人材を必要としている。中国留学のメリットは、語学だけでなく、文化やものの考え方、価値観を知ることができ、中国人学生たちの勤勉さも刺激にもなる。ぜひ、留学へお子さんの背中を押してください」と呼びかけた。


▲「留学経験で得たものは大きい」と語る磯谷洋太さん


▲中国留学のメリットを説明する田島湧暉君
 
英語・中国語留学を経験した卒業生と在校生も登壇。今年3月に国際言語学部を卒業し、物流会社に就職した磯谷洋太さんは、北京師範大学に10日間、米・ワシントン州立大学に1年間留学。「留学を通して積極性や行動力を身に付けることができ、就職活動でアピールできた。留学は学生の間でしかできない、価値あることです」。一方、2012年9月から2013年7月まで北京語言大学に留学した同学部4年の田島湧暉君は「半年でも語学力が飛躍的に伸びる。中国は物価が安いので、留学を強く勧めます」と話した。
 

▲終了後も個別に相談する保護者

キャリアセンターからの進路説明の後は質疑応答。「留学先の希望はどこまで聞いてもらえるのか」「留学先の食事は?」「中国の大気汚染が心配」などの質問が相次ぎ、終了後も国際交流部の担当者らに個別に質問していた。

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