NEWS ニュース
あこがれのCA、GSをめざして 航空ガイダンスを中宮キャンパスで開く 内定者5人が語る
▲航空業界に内定を決めた5人を集めて開かれた
CA(キャビンアテンダント)やGS(グランドスタッフ)などのエアライン関連の仕事をめざす学生のために「航空ガイダンス」が1月27日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開催された。学研都市キャンパスからも含めて内定した女子学生5人がパネル討論形式で、自身の内定までの苦心談などを明らかにした。この日、同キャンパスで行われた就職ガイダンスを終えた学部3年生だけではなく、他の学年や短大生ら約200人が聞き入った。
▲自らの体験を語る5人(左端は藤岡キャリアセンター主任)
出席したのは、国内大手航空会社のCAに内定した辻友紀さん(外国語学部英米語学科)と宮谷美希さん(国際言語学部)、外資系航空会社のCA田中真理恵さん(外国語学部英米語学科)、さらに国内大手航空会社関連のGSに内定した日吉由衣さん(国際言語学部)と勝岡咲李さん(外国語学部英米語学科)の5人(いずれも4年生)。司会は藤岡弘樹キャリアセンター主任。
5人はそれぞれ学生時代に打ち込んだことなどを話したあと、内定までの道筋についても語った。いずれも人気の職種とあり、書類審査からグループ討論や面接、身体検査、SPIなどの筆記試験、個人面接、適性検査などの多くの関門があったこと述べた。
▲発言する日吉由衣さん、田中真理恵さん、勝岡咲李さん(左から)
苦労した点については「笑顔」という日吉さん。「表情が硬く、作り笑いをしていると指摘されて、仲間との面接練習でも心がけてきた。本番の面接を何度も繰り返すうちに自然に笑顔となるようになった」と語る。
国内系のCAはかなわずに、かなり落ち込んだという田中さんは「自信を取り戻すには時間がかかった」という。講座の先生に元気づけられるなどして、意欲をよびさまし、小さい頃からの夢をつかんだという。
勝岡さんは「自分らしさ」をどう表わしいくかに苦心した。面接で緊張してうまくいかなかった会社もあったが、それで逆に吹っ切れた。無理に「しっかり感」を出そうという思いも消えて、何も考えず無心で臨んだことがよかった。
宮谷さんも「面接で緊張しないか心配で」、事前に先生にもダメ出しされた。友達と懸命に練習したが、他の人と比べると落ち込んだ。後悔しないようにひたすら練習した、という。
▲藤岡主任(左端)の質問に答える宮谷美希さんと辻友紀さん(左から)
辻さんは「自己分析に時間をかけた」という。面接の質問には3秒以内に回答しないと、どんどん突っ込まれると思い、どんな問いかけが来ても対応できるように「キャリアセンターが保管している先輩の書いた文書を引き写し、訓練した」と述べた。
このほか、「他の業界は受けなかったのか」という質問には、多くの内定者がブライダルやホテルなどのサービス関連の会社にもエントリーしていた。それらの1社から早い内定を獲得した人もおり、それで第一志望の航空業界に集中できたとも話していた。
▲熱心に聞き入る参加者たち
後輩へのアドバイスとしては、共通して「1,2年生の時は、アルバイトや留学といった何か決めたことに集中してチャレンジしてほしい」を挙げた。就活が始まれば不安になるが、「励まし合える仲間が大事」とか、「キャリアセンターをもっと活用すべき」などの答えもあった。
会場からも質問がいくつか出ていた。「自信をつけるためにどんなことをしたか」については、「いつも小さいメモを持って、何か気づいたときに書き込んで増やしていった」とし、それが引き出しになっていった。「友達6人と面接練習を重ね、回数を重ねていくうちに、他の人の意見を素直に聞けるようになった」などとも話していた。
参加していた3年生の女子学生は「みんな苦労した人たちの生の話ばかりなので面白く聞けました。道は長そうだけど、私も小さい頃からの夢なので、頑張りたい」と話していた。