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就活開始まで あと33日 中宮キャンパスの就職ガイダンスで直前対策
▲就活開始までの日程を再確認する
就職活動の解禁(3月1日)が近づく中で、中宮キャンパスの学部3年生を対象にした就職ガイダンスが1月27日、谷本記念講堂で開かれた。「あと33日」を掲げ、就職情報の専門スタッフが今年の動向を講演するなどして、学生たちに万全の準備を促した。さらに内定者4人がそれぞれの就活中に気づいたことなどを語った。
▲今年の就職や企業の動向について講演する藤原マイナビ大阪支社課長
リクルート服姿の学生800人超が出席した。はじめに就職情報などを手がけるマイナビ大阪支社キャリアサポート課の藤原武史課長が「今年の就職、企業の動向」と題して講演。「エントリー開始3月1日、選考開始8月1日」と公式にはなっているが、それは大手企業中心の日程。同社が大阪をはじめ近畿圏内の700社余に行ったアンケートの分析から中堅・中小の企業では「前倒しになり、選考は4月下旬との回答が一つのピークを示している」と準備を加速するように強調した。
さらに「情報収集のための3月が肝になる」として就活生には3月の過ごし方が特に重要になると指摘した。このためにも「志望企業に優先順位つける」「複数の会社と同時に接触することになるが、会社の動きはバラバラなので、それぞれの選考日程は正確につかんでおく」などと助言した。
▲現在の準備状況の確認を促す森田キャリアセンター次長
次いで森田眞一キャリアセンター次長が、自己分析や業界研究から筆記試験、面接などの注意事項を再確認するように呼びかけた上で、直前対策のポイントを示した。学生と企業の求めるもののギャップを知る(ビジネス視点の必要性)ことや、「こだわり」「思い込み」は度を越えすぎないように、柔軟で幅広い考え方でコントロールするなどを挙げた。そして、一人で悩みを抱え込まないように「他者の協力は不可欠」として、友人、先輩、保護者やキャリアセンターなどを有効に活用するように訴えた。
▲就活の体験を語る内定者の4人(左端は司会の岡田さん)
この後、物流業に内定した藤田修人君(英語キャリア学部4年)と、機械関連商社の田村友一君、ホテル業界の前田綾音さん、銀行の西川茉由子さん(いずれも外国語学部英米語学科4年)の4人がパネリストになって体験談を語った。司会はキャリアセンターの岡田京子さんが務めた。
4人は就活開始からすぐに10~20社にはエントリーしたとし、すぐさま開かれる合同企業説明会などに参加し、知らない企業の話などにも耳を傾けたという。また面接では、自己PRに絡んで、「リーダーシップとは」ときかれた。「最初に動けるかどうかによる、と答えて説得力を感じてもらえた」や「自身を文房具にたとえたら何ですか」と妙な問いかけを受けた時に「消しゴム」と答え、「悪いところは全部消している」と説明して切り抜けた体験談などを披露。
▲資料を繰りながら再確認をする参加者たち
就活を振り返ってみて「しんどいけれども達成感はある」「精神的に強くなった」「もっと早く企業研究はしておくべきだった」「最初に会社を絞りすぎたけれども、最終的にはいい会社にめぐり合えた」などとそれぞれ答えていた。