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夜のロングウォークで深める交流 中宮・学研都市 初の合同イベント「ナイトウォーク」


▲山田池公園のチェックポイント 休憩して再び歩きす

中宮・学研都市両キャンパスの合同イベントとしては初となる、学友会主催「ナイトウォーク」が10月11日午後5時から10時まで開催された。中宮36人、学研都市20人、留学生19人の計75人が参加。緊急時以外の携帯電話の使用が禁止された道中ではクイズなどのレクリエーションが用意され、グループのメンバーらは楽しみながら全員が完歩、学部や学年、国を越えた学生同士の交流を深めた。

約14キロの道のりを3~5時間かけて歩くナイトウォークのルールは、1km16分(時速約3.7km)の速さを標準時間とするもの。実際の歩行時間との誤差が少ないチームに高得点が与えられ、歩く速度が速すぎても遅すぎても減点になる。また、道中で出される3つのクイズなどでも、別途得点を競った。

円形ステージで行われた出発式では、谷本榮子理事長が「このナイトウォークは、48年の大学の歴史の中で、中宮と学研の両キャンパスが、初めて合同で行う企画です。素晴らしいことです。大学生活は出会いの時。今日のイベントを大いに楽しんでください。全員でゴールをめざしましょう」とあいさつした。


▲日が暮れ始めた午後5時 いよいよ出発

参加者は全員、情報宣伝部の板野優花さん(外3)がデザインした緑のポロシャツを着用。企画部の木原麻里さん(外4)からルールや注意事項などの説明を受けた後、20班に分かれた学生らは、ゴールまでの道順をひとつずつ示した「コマ図」や、歩行時間を記録する「コントロールシート」などを挟んだバインダーを手に、午後5時から3分おきに、中宮キャンパスを班ごとに順次スタートした。


▲出王仁公園付近のチェックポイント 班ごとにゲームを楽しみながら進む参加者

各班は、次のコマ図を受け取る5つのチェックポイントをめざし、一歩ずつ進んでいった。出発地から約6キロメートルのチェックポイントとなる山田池公園では、ウィダーの配布や虫よけスプレーの貸与があり、学生たちはしばし休んで英気を養った。また、約8キロメートルにあるチェックポイントの王仁公園付近の高架下では、「そろってドン!!」というゲームにチャレンジ。「赤い食べ物と言えば」や「○○さん(メンバーの1人)の趣味は」など、質問に対して同じ答えが多ければ高得点を得られるクイズに、学生らは一喜一憂。ルートをそれた班が、職員に車で迎えに来てもらうなどのハプニングはあったものの、参加者全員がゴールまで無事たどり着いた。


▲ゴール到着後、温かい炊き出しやおにぎりを食べてすっかり疲れがとれた様子

到着地の学研都市キャンパスでは、実行委員らがとん汁の炊き出しを行った。他にもフランクフルトやおにぎりが振る舞われ、冷え込んだ道中を歩いてきた参加者らは、安堵の表情を見せた。その後、学生らは、学研都市キャンパスのセミナーハウスで1泊、新しい友人たちとの話はつきなかった。

表彰式は12日の朝行われた。はじめに実行委員長の菅原翔一君が「ナイトウォークはRPGをモデルに作りました。道に迷っている時にも、経験値はあがり成長しています。学生生活も同じ。様々な経験を積み、経験値をあげていってください」と希望を述べた。続いて、ナイトウォークの上位3班とゲームの得点が高かった1班が、それぞれ賞品を手に入れた。


▲優勝した14班 枚方パークの入場券を手に、いつ行こうか相談

優勝は14班の米田菫さん(外4)、飯田弥香さん(外2)、坂田珠美さん(英国1)、IRVIN Shelby Carolさん(米サウスカロライナ州・チャールストン大学)の4人。賞品のひらかたパークの入園券を手に、いつ4人で行こうかと早速相談していた。IRVINさんは、「よく計画されたイベントだったので安心して歩くことができました。日本人の友達がほしくて参加したのですが、4人でいいグループになることができて嬉しいです」と笑顔を見せた。

初のナイトウォーク実施に向けては、入念な準備が行われた。9月1日からK-GENESYSで参加を募り、希望者は予定の100人を大幅に超えたため、早めに締め切った。企画会議や下見を重ね、約50人の実行委員が企画を支えた。

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