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やって見よう自己分析――中宮キャンパスの学部1年生が挑戦 就職内定した4年生の体験談も聞く


▲1年生から就職へのステップを説明するキャリアセンター山脇旭洋さん(壇上)

中宮キャンパスの英語キャリアと外国語の両学部1年生に「自己分析」について知ってもらう「キャリア開発ガイダンス」が10月11日、マルチメディアホールで開かれた。中宮の1年生対象の同ガイダンスとしては2回目で、約160人が出席。就職内定した4年生3人がそれぞれの学生生活を語り、助言した。
 
1年のうちから4年間の大学生活を見通し、就職を早めに意識付けし、有意義に送ってもらうためで、はじめに中宮キャリアセンターの山脇旭洋さんが各学年での就職ガイダンスのねらいや目標などについて説明。「1年生では、将来への目標設定や自己理解を進めてほしい」と述べた。
 

▲「自己分析」で長所などを真剣に書き込む

ついで「自己分析」のワークに移った。同センターの藤岡弘樹主任が担当。まず、自分の中学、高校、大学の各時期で、好きな(得意な)科目や特技・資格から▽一番辛かったこと▽力を入れたこと▽関心を持った社会の出来事などを表として書き出し、自分自身を見ようと勧めた。


▲自分の長所を伝え、相手からその評価コメントを確かめる
 
「本人も他人も認識している自分」を見つけ出すことがワークのねらいとして、2~3人の組に分かれ、それぞれが自分の長所をペーパーに書き込んだ。相互にその内容を伝え、相手から評価を受けたが、口ぶりや内容など長所の伝え方に説得力がないと、うまく伝わらないことを実感した。
 
藤岡主任は、自己分析を、自分だけでなく、友人や家族らさまざまな角度から長所と短所を指摘してもらい、将来に向けての自分の適性や能力を判断する手立てにしてほしいと促した。語学を生かせる職業や仕事についての説明も行われた。


▲就活の様子などを含めて4年生3人(左)の話を聞く出席者

この後、就職が内定した4年生の矢吹真央さん(英語キャリア学部=製薬会社)、大谷安宏君(外・英米語学科=銀行)、竹内寿々佳(すずか)さん(外・スペイン語学科=物流)の3人が「これからの学生生活をどう過ごす?」をテーマに、藤岡主任の質問に答えながら進行した。
 
「1年生の終わりから2年生にかけてはどのように過ごしたか?」について、矢吹さんは「勉強は大変だったが、アルバイトを始めた。他人と話すことは苦手と思っていたのに、そうではないと気づいたのは意外だった。コミュニケーションが楽しくなり、ダメと思っていた留学もできた」と新境地の開拓を語った。
 
大谷君は「1年の時、TOEFLの勉強1日2時間と決めた。野球部でもまれていたのと、名古屋の親に学費を出してもらっているのに、何のためにここにいるのかと常に思い、やり通した。環境がリセットされたので、人と会って話をすることに努めた」という。
 

▲学生生活について語る矢吹真央さん、大谷安宏君、竹内寿々佳さん(左から)

竹内さんは「授業に付いていけないと感じていた。〝語学単品〟では生きていけないと思い、ちょっと方向をずらしながら、外大で学ぶことを広く受け止め、生かすようにしようと思った」と語った。
 
最後に後輩たちへの助言として、「いろいろなことにチャレンジを。そこから開ける」(矢吹さん)、「小さいゴールでもいい。計画を立てて一日を過ごし、それを達成させて」(大谷君)、「とりあえず勉強。知識が豊かであるに越したことはありません」(竹内さん)とそれぞれの体験を通した言葉を贈っていた。

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