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北京語言大学芸術団が中宮キャンパスで特別講演 きらびやかに舞踊、楽器演奏、独唱やマジックも


▲息あった群舞により、華やかにオ-プニング

北京語言大学芸術団が9月27日、関西外大中宮キャンパスの谷本記念講堂で特別公演を開きました。きらびやかな衣装で、群舞、古典楽器演奏、独唱からマジックまで計14のプログラムを次々と演じ、訪れた市民ら約300人を魅了しました。29日には関西外大学研都市キャンパスでも公演します。
 
北京語言大学は、関西外大と単位互換協定を結んでいる大学です。外国から中国語や中国文化を学ぶ学生を多く受け入れており、このたび関西外大孔子学院が創立されて5周年になったのを記念して、23人の学生や教員らで芸術団を編成して、訪れました。
 
午後3時から開演。はじめに関西外大の谷本榮子理事長が「留学生は『未来の贈り物』です。異文化体験を積んだ若い人たちがそれぞれの国に帰って友好を広めていきます。今、日中間は少しぎくしゃくしていますが、未来に向けて、交流を深めていきましょう」とあいさつしました。
 
公演は、集団舞踊「中華繁栄」で始まりました。色鮮やかな衣装を付けて、舞台いっぱいに使って動き回り、最後は決めのポーズも決まって、華やかなオープニングとなりました。
 

▲雲南舞踊「シャオドゥオリー」は3人の若い女性が美しく舞う

雲南地方に伝わる若い女性による舞踊「邵多麗(シャオドゥオリー)」は、目の覚めるような緑、ピンク、青の衣装の3人が、ゆったりとした曲に合わせた伸びやかな動きで会場をうっとりとさせました。
 

▲「喜びの歌」は二胡、揚琴、琵琶、箏(左から)が軽やかに弾んだ

民族音楽「喜びの歌」では、二胡、揚琴、琵琶、箏という4つの古典楽器を軽やかに奏で、うきうきとした雰囲気が広がりました。

大勢による舞踊「草原、我が故郷」は、モンゴルにかけての大草原を吹き抜ける風を思わせるように、演者一人ひとりが手にした長い紅布を巧みに振りかざしながら、飛んだり、跳ねたりしていました。

このほかマジックなどもありましたが、豪華の飾りを付けた京劇の「貴妃酔酒」の堂々たる歌の一方で、ディズニーアニメのテーマ曲「Let It Go」や「ベサメ ムーチョ」の独唱も織りまぜられており、ムードががらりと変わるなど、盛りだくさんの趣向で、瞬く間に2時間が過ぎました。


▲独唱「Let It Go」、京劇「貴妃酔酒」、独唱「ベサメ・ムーチョ」(左から)

舞台の演出を行った指導教員で、自身も「喜びの歌」で揚琴を演奏した田超さんは「団員たちはプロではないのに、長い間、今日のために練習を積んで、楽しい舞台にすることができました。観客のみなさんも熱心に見て下さり、とてもよかったです」と話しています。
 
観客の一人で、バングラデシュから枚方市内の企業に研修に来ているイムラン・シャキールさん(30)は「踊りや歌などがいっぱいあって、とても楽しかった」といい、シャキールさんらアジアの若者を連れてきた日本語ボランティアの中出隆文さん(75)も「インドネシアからの若者も来ていますが、みんな満足そうです」と語っていました。


▲舞台がはねて、出演者を囲んで一般の入場者も一緒になって

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