NEWS ニュース
学研都市キャンパスでインターンシップ成果兼体験発表会 出席の28人全員がパソコン画面で披露
▲一人ひとりの発表のあと、第2部で代表による全体発表に聴き入る参加者
学研都市キャンパスからこの夏にさまざまな企業などにインターンシップに出かけた学生が体験と成果を披露する発表会が9月18日、同キャンパスで開かれた。計28人が出席。小グループでの発表は、全員がそれぞれ事前に用意した資料をパソコン画面に映し出して行う初めての試みだったが、反省点なども含めて率直に述べ合い、ついで代表3人が全員の前で自身の体験を発表した。
出席したのは、国際言語学部の3年生24人と2年生4人。インターンシップ先は航空、旅行、ホテル関係の企業が多かったが、金融機関、ゼネコン、マスコミ、市役所も含まれていた。学研キャリアセンターの磯田さおりさんの進行により2部構成で進んだ。
▲第1部では小グループに分かれて、全参加者が一人ずつパソコン画面で発表した
第1部は5~6人の5グループに分かれた。各自があらかじめパワーポイント資料を作成。1人4分で自分の目標や仕事の内容、今後についてなどの項目を書き込んで来ており、パソコン上で操作しながら発表。2分間の質問時間も取った。
▲第1部の発表では立ち上がって体験を披露するグループもあった
旅行会社に2日間勤務した女子3年生は「積極的に発言し、最良のプレゼンテーションを行い、自分を出し切ること」を目標にしたという。ディスカッションや模造紙にポイント書いて行う発表もうまくこなしたが、「グループ内で自分の発言はできても、みんなの意見をまとめていくことは難しい。他人の意見をうまくフォローすることも大切と感じた」と話していた。
金融機関に約10日出向いた女子3年生は、経済や経営を専攻する学生の中で奮闘したが、「この業界では、経済新聞を常に読んでおかないといけないことを痛感した」と反省点として挙げた。
また、約1カ月間にわたりホテルでの仕事を経験した男子3年生は「ホテルマンは本当にきっちりした仕事ぶりだった。終電までのわずかな時間に飲み会をして、勤務との切り換えをしているのは感心した。これから違う業界も研究してみようと思う」と意欲的だった。
▲代表して発表する井伊彩歌さん、川上眞結子さんと司馬沙織さん(左から)
第2部は全体発表。ホテル業界に行った井伊彩歌さん(2年)、航空業界は川上眞結子(まゆこ)さん(3年)、商社は司馬沙織さん(3年)の3人がそれぞれ代表として、体験を順に発表。「今後は接客+αができる社会人になる」「少しでも疑問に思ったことは投げかけて、コミュニケーションを図る」「学生目線ではなく、今社会で起こっている事柄を多角的に考えることができた」などと成果や今後の目標を挙げていた。
最後に、学研キャリアセンターの寺村雄一課長補佐が総括。「みなさんはこの経験をしっかりと振り返り、自分のものの考え方を整理して、今後につなげてください」と助言した。
▲全体発表では質問も出ていた
参加した3年生西田滉晟(こうせい)君は「違う業界でのさまざまな経験を聞けて面白かった。自分は航空パイロットをめざしているが、グランドスタッフのみなさんたちを見てきて、多くの人で一つの仕事が支えられていることがわかって、とても有益だった」と話していた。