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ルチアン・ブラガ大学教職員2人が本学で研修 EUの「エラスムス・プラス」プログラム 

 2013年に協定を結んだルチアン・ブラガ大学(ルーマニア)経済学部のラズヴァン・シェルブ副学部長(国際交流担当)とラモナ・トデリチュ同学部事務局次長が416日から本学を訪れ、1週間にわたって留学生別科の授業見学や国際交流実務の意見交換などを行った。2人はEU2014年から始めた「エラスムス・プラス」と呼ばれる海外研修のプログラムによって派遣された。

▲ 留学生別科の授業を見学するルチアン・ブラガ大学のラズヴァン・シェルブさん(左)とラモナ・トデリチュさん(右)

 

 2人は15日に来日。本学で22日まで研修を行い、23日に帰国した。本学での研修日程は、別科の授業見学を中心に国際交流担当の教員や国際交流部の担当者と意見交換、京都、大阪などで実地の異文化体験などを行った。

▲ 見学したのは、十数人の留学生が日本語の初歩を学ぶ “Japanese” の授業

 

 20日には留学生別科で内藤裕子准教授が日本語をほとんど学習したことのない留学生に教えるJapaneseの授業を見学。1人の学生が日本語で1分間スピーチをしたあと、十数人の受講生が内藤准教授の指示で、簡単な日本語会話の練習をした。ルチアン・ブラガ大学の2人は学生の様子をチェックしながら、授業の様子を熱心に見守った。

▲ 留学生のたどたどしい日本語会話の様子に耳を傾けた

 

 EU1987年から「エラスムス」計画を推進し、域内での交換留学促進、学位や単位の相互認定などの制度を定着させた。2004年、「エラスムス・ムンドゥス」が始動。EU域外の学生がEU加盟国間を移動して、修士・博士の学位を取得するシステムが構築された。これらを発展させた「エラスムス・プラス」では、就学前教育・初等教育・中等教育、高等教育、職業訓練、生涯教育のほか海外ボランティアやスポーツ分野の支援にも範囲が広がっている。

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