NEWS ニュース
Pepperを使って社会の課題解決を考える授業でソフトバンクの山口和代さんが講演しました
人型ロボット「Pepper」を使って国際交流と多文化理解をテーマに社会課題を発見し、その解決策を考える外国語学部の「Academic Project」の授業で、Pepperを貸与しているソフトバンクで地域でのCSR活動に取り組む山口和代さんがゲストスピーカーとして講演しました。(Pepperはソフトバンクロボティクスの登録商標です)

「Academic Project」では、英語・デジタルコミュニケーション学科の卯木輝彦教授の指導で、Pepperを活用したプロジェクト型学習に取り組んでいます。チームごとにサブテーマを設定し、アイデアを提案・設計してプロトタイプを開発することで、さまざまな解決策を考えています。

この日はICT(情報通信技術)を活用した地域での社会貢献活動や産学連携プロジェクトに取り組んでいる山口さんが、具体的な事例を紹介するとともに、企業が課題を発見してどのように解決へ導いているのかについても話しました。
山口さんは「教育の現場では既に、Pepperが講師のサポート役を務めています。防災や情報モラル、環境などでは45分の授業を任せることができるほどになっています」といい「さまざまなテーマで Pepperを使った授業プログラムを簡単につくることができます」と話しました。

そして、大学生と連携して進めている「Pepperを活用して地域の社会問題を解決するプロジェクト」について説明しました。「単にプログラミングを教えるだけではなく、大学生に発表の仕方までアドバイスしています」と述べ、学校の体育の授業のアシストやフレイル予防などの具体的なプロジェクトの事例を紹介しました。

山口さんは「ソフトバンクは、変化を楽しみ、何事もチャンスととらえて挑戦する人物を求めています。皆さんもチャレンジを続けてください」と励ましました。
このあと、受講生全員がライトニングトークで「Pepperが使えそうな初期アイデア」を発表しました。「増加する外国人観光客」「孤独死」「接客業の人手不足」などの社会課題を提示して、どのようにPepperを使えば解決に結びつくのかについて具体的なアイデアを述べました。
