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3年生対象のPBL(課題解決型授業)に航空関連企業から講師が参加し、解決すべき課題の概要を説明しました
3年生を対象としたPBL(課題解決型授業)のうち、Z世代の航空需要の掘り起こしや観光振興策を考える西田透教授(英語国際学部)の授業に4月24日、ANAグループで企業と顧客をつなぐプラットフォーム(基盤)事業を展開する「ANA X株式会社」の職員が参加し、考えてほしい課題について解説しました。

この授業は「ANA便の利用促進に向けたZ世代の囲い込みと、大阪府全体での観光振興の方策を立案」がテーマで、学生たちが課題を探し出し、調査研究ワークや学生同士の議論を経てテーマに沿った案を固め、来年2月には東京で、同社幹部に成果を報告します。
今回は開講後3回目の授業で、同社旅行事業推進部事業企画チームリーダー、柴田佳郎さんが講師を務めました。18人の受講生は、一人ずつ自己紹介をした後、柴田さんから同社の事業内容の説明を受けました。

柴田さんは、会員サービスの「ANAマイレージクラブ」会員の年齢層について、10歳代、20歳代のZ世代が他の世代に比べて少ない現状や10歳代から30歳代の約8割がパッケージツアー利用していない旅行マーケットの現状などを説明。「どのようなことでもいいので、皆さんと同世代の会員や利用客を増やすために何をすればいいのかを考えてください」と呼びかけました。

西田教授は、多くの課題を考えて解決しながらテーマ(立案)につなげる流れを解説し、「積極的にどんどん提案し、最終的な提案につなげてほしい」と話していました。質疑応答では、ANAグループの顧客サービスや事業の方向性などについて質問が挙がりました。

関西外大では、学生に社会人としての基礎力を身に付けてもらうことも目標の一つに、企業や官公庁と連携したPBLを実施しており、今年度は大学7講座、短大2講座を開講しています。