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短大の課題解決型授業 「実現可能なホテルのおもてなし」「大学生の集客率向上」テーマに発表

 短期大学部の専門選択科目「サービス・ホスピタリティ特別研究G(フューチャーデザイン)」で課題解決型授業(PBL)に取り組む2年生が78日、中宮キャンパスで研究成果をプレゼンテーションした。谷本榮子理事長(短大部学長)、連携企業の担当者らが出席した。


▲チームでプレゼンテーションする短大部の学生

 授業は、企業が抱える課題の解決を学生が考え、提案するもの。大阪コロナホテル(大阪市東淀川区)、<大人のためのサードプレイス>を展開するOBPアカデミア(同市中央区)が連携し、それぞれ「ビジネスホテルで実現可能な<戦略的ホスピタリティ>とは」、「大学生の集客率を上げるには」のテーマを設定した。

 学生は45人ずつの5チームに分かれ、パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行った。大阪コロナホテルのテーマについて、あるチームは、宿泊客に対し、手書きのメッセージと様々なサービスーー花、おしぼり、漫画、雑誌、子どもへの絵本、外国人客への周辺の観光スポット情報などを組み合わせることを提案。別のチームからは、スマートフォンのアプリを活用した朝食メニューの配信、モーニングコール、GPS機能を使った道案内、写真の加工などのサービス提供が提案された。

 OBPアカデミアのテーマについては、同アカデミアに関して実施した本学学生の意識調査をもとに、ネットビジネス講座、就職活動講座の開設、公式アカウントを作成しツイッターで情報発信すること、さらに、大学生のニーズを把握する必要性をから、抑えた料金設定、就活セミナーとの組み合わせ、SNSを使った集客などが提案された。


▲「発表に個性があった」と指摘する大阪コロナホテルの松田理紗子支配人
 
 発表後、大阪コロナホテルの松田理紗子支配人は「難しいテーマだったが、それぞれのチームの発表には個性があった。学生ならではのリアルな提案が出され、たくましく思う」と講評した。


▲「提案を参考にしたい」と話す株式会社「まなれぼ」の吉川聡代表取締役

 OBPアカデミアを運営する株式会社「まなれぼ」の吉川聡代表取締役は「我々も試行錯誤しているが、いい提案を出してもらい、参考にしたい。今日の前向きさを継続していけば社会に出ても通用すると思う」と話した。


▲総括する谷本榮子理事長
 

 最後に谷本榮子理事長が「企業の協力のおかげで、1年でこれだけ人前で話せるようになったことをうれしく思う。大人の視点も入れて一歩踏み込み、幅広く見ていくようにすればもっとよくなる。自分のことばで人の前で話すことができるようになり、自信をもって社会に出てほしい」と総括した。

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