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大型連休のまっただ中に開かれた第2回オープンキャンパスは、約2200人の高校生らでにぎわいました
初夏の日差しが降り注いだ5月3日、中宮キャンパスと御殿山キャンパス・グローバルタウンで、2025年第2回のオープンキャンパスが開かれ、約2200人の高校生らでにぎわいました。
■オープニング
オープニングでは、外国語学部スペイン語学科4年の山口はなさんがスピーチしました。山口さんは「迷ったときはワクワクする選択に飛び込みなさい」という父親の言葉を受けて、スペイン語という未知の言語にワクワクを感じ、留学制度が充実している関西外大を受験したといいます。

メキシコのラス・アメリカス大学への1年間の留学では住環境の違いなど苦労があったと話します。しかし、ビジネス専攻で受講した「起業家精神」の課題で日本とメキシコの文化を混ぜ合わせたビジネスプランを立てて、高い評価を得たといい、留学では「挑戦すること」の大切さを学んだと振り返ります。「小さな感情に正直になって選んだ道が、意外と自分にぴったりだったりするので、自分のなんとなく好きを信じて一歩を踏み出してください」と高校生らに呼びかけました。
■学部学科を知ろう

英語キャリア学部や外国語学部などのカリキュラムやプログラムの説明に、多くの受験生が詰め掛けました。国際共生学部では「高度な英語力とグローバルなコミュニケーション力を養うことができます」「オールイングリッシュのプログラムで正解のない課題に取り組む力を育てます」などと説明があったほか、同学部独自のグローバルチャレンジ留学や実体験を通して学ぶExperiential Learning について紹介しました。また、3年の谷本典磨さんが「さまざまな挑戦で自らの力を磨いています」と英語でプレゼンテーションしました。
■外大生になってみよう(国際共生学部)

国際共生学部では、学科長のボアカー教授が「Is Japan facing a time of big change?」をテーマにオールイングリッシュで講義しました。ボアカー教授は、近代日本の大きな変革期となった幕末と明治維新について解説した後、「変革をもたらしたものは何だと思いますか」「変革のために必要なものは何だと思いますか」と問い掛けました。そして現代の日本について言及し、近代史と比較しながら「変革期のどのあたりいるのでしょうか」と講義を進めました。
■外大生になってみよう(英語国際学部アジア共創学科)
2025年4月に新設した英語国際学部の「アジア共創学科」の体験授業は、金樹延准教授が「複雑に絡み合うアジアを理解する近道はあるのか?」を講義しました。

初めに「国際情勢を理解するためにどのようなことをしていますか」と高校生らに問い掛けました。国際情勢を理解するには、なぜ起こっているのかを理解する必要があります。政治的・経済的要素や歴史的アプローチから理解を深めることができるほか、「地政学の考えを用いること」から理解を深めることもできます。
地政学における国家分類の「ランドパワー」「シーパワー」を用いて、実際の情勢を例に挙げて地政学の視点から紐解いて紹介しました。「地政学の視点を持つと当事国の課題や未来を予想できることがあります」と講義しました。
■留学生と話そう
海外からの留学生と直接話すことができるブースは、たくさんの高校生でにぎわいました。オーストラリアからの留学生のダニーさんのテーブルには、神戸から来た高校3年生の2人組が開始早々に訪れました。野球部で活動している2人はスポーツを話題にしたり、ダニーさんから日本のお勧めを聞かれて「すしなどの和食がいい」「USJにぜひ行ってみてください」と紹介していました。

2人は「留学生と話してみたかったので真っ先に来ました。ダニーさんはとても話しやすい人だったので頑張って話すことができました」といい「英語はあまり得意じゃないけれど、もっと勉強してみようと思えるようになりました」と話していました。
■Global Commons 結 -YUI-見学ツアー
御殿山キャンパス・グローバルタウンでは、留学生と学・食・住を共にするGlobal Commons 結 -YUI-で見学ツアーが行われました。

RA(レジデントアシスタント)が、リビングやキッチン、居室を回り、結での生活を紹介しました。見学ツアー参加者が、留学生と外大生がキッチンでご飯を食べている様子をみて「日本なのに海外のような環境ですね」と話していました。このほか、結が主催しているイベントやショートトリップなどを紹介しました。