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関西外国語大学と大阪経済大学の学生が協働し、課題解決策を提案する「ミラエガプロジェクト」 で、上位入賞の外大生2人が活動を振り返りました

 「ミラエガプロジェクト」は「自分の思い描く未来のために一歩を踏み出すプロジェクト」の愛称で、関西外国語大学と大阪経済大学の1,2年生の学生が4人程度の混成チームを組み、株式会社マイナビ主催のオンラインによる「課題解決プロジェクト」(企画アイデアコンテスト)に参加し、企業から出された課題の解決策を提案するという内容です。

▲プロジェクトに参加した皆さん

 3回目の開催となった今回は、日清製粉グループとTBSホールディングスの2社からテーマ(課題)が出されました。日清製粉グループは「世の中に『健康で豊かな生活を届ける』ために、グループが持つリソースを活かした新しいソリューション・商品やサービスを提案してください」、TBSホールディングスは「東京・赤坂を世界の人が集う『エンタメの発信拠点AKASAKA』にするために、サステナビリティ・SDGsの視点をどのように盛り込んでいけばいいか、自由な発想で提案してください」でした。

▲発表の1シーン

 活動は2024年9月から始まり、11月の中間発表を経て、今年1月に審査結果が発表され、2月に両大学の独自イベントとして、成果をプレゼンテーションする場が設けられました。最終発表のプレゼン審査には5チームが参加し、外国語学部3年(活動参加時は2年)の中村歩未さんが所属するチームが1位に、国際共生学部3年(同)の横山千春さんのチームが2位となりました。

 中村さんのチームは、TBSのテーマに取り組み、「ときめく未来を地球とともに~体験を通して赤坂を世界に~」とのタイトルで提案をまとめました。

▲活動を振り返る中村さん

 初めに、東京都から熊本県まで住む知人らに依頼し、「赤坂」についてアンケートを行いました。その結果、実際に赤坂を訪れたことがある人は2割弱で、ほとんどはあまり知られていないことがわかり、月ごとにSDGsのテーマを変えて催しを開き、ショート動画やドラマ撮影などを制作し、SNSで発信するイベントを合わせて開くことを提案しました。

 横山さんのチームは日清製粉グループの課題に取り組み、「こむWALK~運動促進アプリ~」を成果として発表しました。

▲プロジェクトの感想を話す横山さん

 こむWALKとは「運動で小麦を育てる農業ゲームアプリ」で、プレーヤーが実際に取り組んだウォーキングやランニングなどの運動量によって、ゲーム内で小麦を育て、その小麦を使って商品を作り、自分の店で販売するという内容。実際の運動でポイントを貯めて商品の割引クーポンがもらえるなどの付加価値も提案に盛り込みました。

 中村さん、横山さんはともにチームのけん引役として活躍。他大学の学生とチームを作って企画を行ったことについて、「毎週1回、定時にLINE電話でミーティングを行い、提案内容を練り上げました。他人の意見を聞いて、まとめる難しさとともに、チームで成果を出すことが出来て、いい経験になりました」と笑顔で話してくれました。

▲「経験を今後に生かしたい」と話す横山さん(左)と中村さん

 中村さんは、アニメや漫画などにかかわる企業への就職を希望していて、「アイデアだけで終わるのでなく、それをいかに言語化するかを学べました。この活動で企画力が高まりました」と話していました。CA志望という横山さんは「チームの雰囲気や環境をよくすることを心掛けました。CAはチームで動くのが基本なので、学ぶことが多かった」と語り、ともに現在進めている就職活動に、今回の経験を生かしていきたいとしています。

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