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海外協定校のボードウィンワーレス大学(米国)の28人が関西外大を訪れ「神道」について特別講義を受けました

 海外協定校のボードウィンワーレス大学(米国・オハイオ州)の28人が5月19日、関西外大を訪れて、日本の神道についての特別講義を受けたり、外大生とともに折り紙やあや取りなどの日本の伝統的な遊びを楽しみました。

▲バルドウィン・ワレス大学の学生が関西外大を訪れました

 28人は5月12日に来日、2週間にわたって日本に滞在します。全員が日本訪問は初めてで、あらかじめ、神道や仏教などの日本の宗教のほか、日本文化について学んで訪日しました。東京のほか、京都、奈良、広島、姫路などを訪問しますが、大学を訪れるのは関西外大だけです。

▲外大生との交流を深めました

 最初に外大生を交えて、折り紙やあや取りを体験しました。続いて、「神道」をテーマにしたジョン・シュルツ教授の特別講義を受けました。神道を一面的にではなく、日本文化との結びつきや他宗教との違いなど複数の観点から理解が深まるように講義しました。

▲シュルツ教授が特別講義を行いました

 神道には、万物には神が宿るという自然崇拝の考えがあり、山、海、森、石、川、草木など、自然界のあらゆるものが神として崇拝されているとし、御神木や二見興玉神社(三重県)の夫婦岩などを紹介しました。

 ボードウィンワーレス大学の学生が後日訪れる予定の伏見稲荷大社では、稲作の神様として信仰されているとし、お米にまつわる神道についても紹介しました。日本人の主食でもあるお米には、七つの神様が宿っており「米粒を1粒でも残してはいけません」と注意を呼びかけました。

▲ボードウィンワーレス大学の学生から次々と質問が飛び交いました

 また、神道は自然・土地・文化と深く結びついたローカルで非布教的な宗教ですと紹介すると、学生からは「布教活動をしないと伝統は廃れませんか」など次々と質問が出ました。

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