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海外協定校のウィノナ州立大学(米国)の学生が「日本の美学」の特別講義を受けたり、外大生とともに日本の伝統的な遊びを通じて日本文化に触れました
海外協定校のウィノナ州立大学(米国・ミネソタ州)の学生8人が5月21日に関西外大を訪れ、「日本の美学」をテーマにした特別講義を受けたほか、外大生とともに日本の伝統的な遊びを通じて日本文化に触れました。

ウェノナ州立大学の学生たちは5月13日に来日、2週間の予定で東京や京都、大阪を巡っています。大学では関西外大のほかに上智大学を訪問して、日本の学生と交流を深めました。また、茶道や日本の伝統的な織物を体験するほか、漫画ミュージアムなどを訪れて、日本のポップカルチャーも学んでいます。

午前中はフラビン・フィリップ准教授の「日本の美学」をテーマにした特別講義を受講しました。フィリップ准教授は、西洋の美学と日本の美学の違いを解説したうえで、奈良時代から江戸時代までの、日本の美学の移り変わりについて講義しました。

フィリップ准教授は「ものの哀れ」「雅」「おかし」「幽玄」「侘び」「寂び」「粋」などをキーワードに、万葉集に掲載している詩歌や水墨画、能、石庭などの具体例を挙げながら、日本の美学の真髄について話しました。最後には「かわいい」も現代日本の美学のキーワードだとして「ハローキティ―は art か」と問い掛けました。

午後は外大生とともにグループに分かれて、カルタや折り紙、あや取りを楽しみながら交流しました。「関西外大はキャンパスがとてもきれいで感激しました」というローリーさんは「フィリップ先生はキャラクターがすばらしくて、とても興味深い授業でした」と話していました。
