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留学生と外大生が奈良・生駒でフィールドトリップに取り組み、宝山寺を訪ねたほか、塩こうじづくりを体験しました
フィールドトリップで日本の伝統や文化への理解を深め、留学生との親睦を深める外大生のグループ「Link」が5月17日、奈良・生駒を訪れ、真言律宗の大本山・宝山寺に参拝したほか、日本酒の酒蔵を見学し、塩こうじ作りを体験しました。

宝山寺は、役行者や空海が修行の場として開いたとされ、「生駒の聖天」として知られていて庶民の信仰を集めています。ケーブルカーで生駒山の中腹を訪れ、大阪の市街地を一望できる境内で絶景を楽しみながら参拝しました。

続いて室町時代から400年にわたって酒造りを続けている上田酒造を訪ね、塩こうじ作りに挑戦しました。しょうゆやみそは、留学生になじみがある日本の調味料ですが、塩こうじはあまり知られていません。不思議な表情で〝マイ塩こうじ〟をつくっていました。

また、伝統的な酒蔵を見学しました。日本酒造りについて聞きながら、独特の香りが広がる酒蔵をめぐり、普段はほとんど口にしない甘酒や日本酒を試しながら、日本の食文化への理解を深めました。

米国の留学生のジャレン・モスさんは「楽しかったです。お寺は美しく、美味しい食べ物もありました。塩こうじ作りが興味深かったです」と話していました。

また同じ米国からの留学生のアンナ・ハイタワーさんは「気に入りました。お寺を見学した後に日本酒のアクティビティに参加できる組み合わせがとても楽しかったです。お寺がより神秘的に感じられて良かったと思います」と満喫していました。

Linkのスタッフの熨斗綾乃さん(外国語学部国際日本学科2年)は「奈良といえば鹿と東大寺のイメージが強いと思います。そのため奈良の魅力をさらに伝えたいと思い、今回は奈良・生駒トリップを開催しました」と話します。「英語と日本語が飛び交うLinkのトリップでは、日本の素晴らしさを知る体験を通して留学生や外大生が交流できる機会です。ぜひみなさんのご参加をお待ちしています」と呼び掛けています。