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留学生別科で「Manga Drawing」を履修した留学生が、オリジナルの漫画誌などを展示即売しました

 留学生別科でヤマト講師の「Manga Drawing」の授業を履修した留学生約50人が5月23日、作成したオリジナルの漫画誌やポストカードなどを展示即売する「クリエイター・フェス」が開かれ、半年間の学びの成果を披露しました。

▲「Manga Drawing」を受講した留学生がオリジナル作品を並べました

 3クラスに分けて開講された「Manga Drawing」は週2回あり、日本でプロの漫画家になることを目指す留学生も受講しました。ヤマト講師は、特にストーリーの重要性を強調し「授業ではオリジナルのストーリーを考えることを大切にしています」と話しています。「漫画を書くだけではなく、たくさんの人に見てもらい、コミュニケーションを取りながら広めていこう」と、授業の最終日にはオリジナル作品の展示即売会を開いています。

▲キャラクターも登場しました

 中宮キャンパスの国際交流センターで昼食の時間帯に開かれた「フェス」には、留学生や外大生が大勢詰め掛けました。プロ顔負けに描かれた漫画誌や、色鮮やかに仕上がったポストカードを手にしながら、漫画の主人公やテーマについて話したり、描き方のコツを聞いたりしていました。

▲力作がたくさん並びました

 オリジナル誌「消えた季節」を展示販売した韓国からの留学生のキム・ガー・ミンさんは「日本のアニメについて学んでみたいと思っていたので、とても面白い授業でした」といい「時間が少なかったけれど作品を完成されることができました。ストーリーを考えるのが大変でした」と話していました。

▲「ストーリーが難しかった」と話すキムさん(左)

 またチェコからの留学生のアネタさんは、登場人物のセリフを日本語で書いたオリジナル誌「RE WRITE」やポストカードを展示販売しました。「絵は2週間かけて書きましたが、ストーリーはシャワーを浴びているときにパッとひらめきました」と笑顔で語ります。日本で漫画家になりたいと言うアネタさんは「来年大学を卒業しますが、日本の美術系の大学に戻ってきて、さらに漫画について学びたいです」と話しています。

▲吹き出しの日本語のセリフの英語訳を付けて販売したアネタさん(右)

 ヤマト講師は「漫画はストーリーが命です。絵を描くことよりもストーリーをつくることの方が難しい」といい「満足できる作品はなかなかできません。読者が何を求めているのかを考えながら次のステップへと進んでほしいと思います」と話しています。

▲ストーリーの重要性を強調するヤマト講師(後方)
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