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サステナビリティの実現と途上国支援につなげようと「Re:stitch」が古着販売をスタートしました/30日(金)まで行います
古着を回収し販売して国際団体に寄付する活動を続けている外大生のグループ「Re:stitch」が、5月26日から中宮キャンパスの本館1階ピロティで、古着販売をスタートしました。売上金は全額JICA(国際協力機構)に寄付します。活動を通じて、サステナビリティの実現と、開発途上国の支援につなげます。

販売は30日(金)まで毎日、午後零時15分から午後2時45分まで行います。約300点の衣服やかばん、靴を留学生や学生から引き取り、1点500円で販売しています。また、2点買うと1点をプレゼントしています。
「Re:stitch」は、国際共生学部3年の棚原丈さんと小島颯太さんがリーダーとなり、2024年10月中旬から活動を始めました。昨年は約400点の寄付を受け、約8万円の売上をJICAに寄付しました。今回から、「Re:stitch」の活動の輪を広げるために、他学部の学生も含めた7人で活動をしています。

活動を通じて、SDGsの17ゴールのうち、12番目の「つくる責任つかう責任」▼14番目の「海の豊かさを守ろう」▼15番目の「陸の豊かさも守ろう」の課題に取り組みます。「ファストファッションの流行で、環境汚染や労働者の人権侵害が深刻になっています。着られなくなった服の約7割はゴミとして廃棄されています」と呼びかけながら古着を販売しています。
企画を担当している国際共生学部2年の内田早紀さんと松本華英さんは「立ち寄ってくれた学生に購入をしてもらうだけでなく、サステナビリティや環境問題について話をして意識してもらうように心がけています」と話していました。

服が好きで昨年の活動に共鳴し、メンバーとなった短期大学部英米語学科2年のルシオ ニール イルヴァイン カパリーノさんは「母国のフィリピンは貧困の問題が深刻で、好きな服や新品のきれいな服を着れない人がたくさんいます。露天で古着を買うことが大半です」と話します。そして「日本で暮らし服が好きな私には、日本とフィリピンの差がとても気になっていました。そんな時にこのプロジェクトを知り、自分の好きなファッションを通してサステナビリティに貢献したいと思い参加しました」と熱く語りました。

同じく今回からメンバーとなった、古着屋巡りや古着のイベントによく足を運ぶという外国語学部スペイン語学科2年大河寿音さんは「いつもは購入者側ですが、販売者の立場になってポスター作りや広報することにとてもやりがいを感じます。自分だけの”服好き”が別の形となって社会に貢献したり、社会問題を伝えるきっかけになることを知りました」と話していました。
活動の詳細は、Re:stitchのインスタグラムでご確認ください。