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留学生別科で春学期に学んだ留学生の修了式があり、480人が履修証書を授与されました
春学期に留学生別科で学んだ留学生の修了式が5月31日、御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで開かれました。春学期を修了した留学生480人が菊池清明学長から履修証書を授与されました。

履修証書を授与されたのは、31カ国・地域の留学生で、米国310人、カナダ23人、フィンランド13人、韓国11人、フランスとメキシコがそれぞれ10人などとなっています。

留学生を代表してスペインからの留学生のメディニヤ・モヤ・ダフネさんが、菊池学長から履修証書を手渡されました。

続いて菊池学長が式辞を述べました。「グローバルな不確実性の時代には、知識以上に多くのものが必要です。違いを乗り越えて共感する心を持つ人たち、世界中で協力する人たちが必要です。皆さんの外大での経験が重要な理由はここにあります」と関西外大での学びについて話し「皆さんはいつも〝関西外大ファミリー〟の一員です」と呼び掛けました。

また来賓として、元留学生別科の履修生で現在、駐大阪・神戸米国総領事館で勤務するケビン・ブルーナーさんが祝辞を送りました。ブルーナーさんは、25年前の外大での留学生生活をスライドで振り返りながら「外大で学んだことが必ず生かされるでしょう」と話し「何事にも挑戦を続けてください」とエールを送りました。

留学生別科で日本語プログラム・ディレクターを務める髙屋敷真人教授は、「最後の日本語授業」と題して送辞を述べました。「関西で外国人に人気のあるベスト3はどこか?」という観光地クイズや、「関西弁を覚えましたか?」と問い掛けて初級・中級・上級の関西弁フレーズを〝復習〟しました。そして「SNSならいつて゜も友達と話すことができますが、対面で話すことはとても大切です。宝物です」と強調し「今日から皆さんは〝大使〟です。最後に〝ありかとう〟と言いましょう」と締めくくりました。

これに対して、イギリスからの留学生、スカーレット・アシュトンさんが答辞を日本語で述べました。アシュトンさんはダンスサークルに入って日本人のチームメイトと過ごしたことや、漫画、日本の建築、着物の歴史の授業の思い出を一つずつ取り上げながら、外大での日々を振り返りました。そして「1日1日が充実していました。この生活を大切にしてイギリスに帰ったら、留学前よりももっと満足できる生活を送ります」と述べました。

このあと、スライドショーで外大での生活を思い起こし、国際共生学部のゾエさんの独唱と和太鼓の演奏のパフォーマンスを楽しみました。

浴衣姿で修了式に参加した米国からの留学生のウィスリーさんは「先生がとても良かった。またGIPに参加して日本人の友だちがたくさんできました」と笑顔で話し「ビジネスを専攻しており、日本の経営や市場経済を学んで米国などとの違いを学ぶことができました」と語りました。
またエクアドルからの留学生のマリアさんは「日本の文化の中でも映画にとても興味があって学ぶことができました。日本の古いサムライの映画もたくさん見ました」と留学生活を満喫してといい「結やクラスでたくさんの日本の友人ができました。またぜひ日本に来たい。日本は第二の故郷です」と笑顔を見せていました。
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修了式で、本橋美樹准教授、ルシル・ドルーエ准教授、イザベル・ファスベンダー助教に学長賞が授与されました。
