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海外協定校のミドルテネシー州立大学の学生が「アジアの経済とビジネス」の特別講座を受け、外大生と交流を深めました
海外協定校の米国・ミドルテネシー州立大学の12人が6月5日、関西外大を訪れ、ザーカー教授の特別授業を受講したほか、日本の伝統文化を通して外大生と交流を深めました。
ミドルテネシー州立大学の学生は、Faculty-led Programで5月18日から日本に19日間滞在し、東京、京都、大阪で日産自動車などの企業訪問や神社やお寺を巡り、関西外大を訪れました。

ミドルテネシー州立大学の学生らは最初に、「アジアの経済とビジネス」をテーマにしたザーカー教授の特別授業を受けました。ザーカー教授は、西暦1000年から現在までの、西欧、米国、日本、中国・インドの地域別のGDPについて解説、マクドナルドのハンバーガーを例に PPP(購買力平価=モノやサービスを通じて換算された通貨レート)などを使って、アジアの経済力の伸長について説明しました。

またザーカー教授は、日本のビジネスについて「日本の謝罪の文化が関わっている」と述べるとともに、日本独特の商慣習や経営マインドについても話を進めました。このほか、急速に進展する日本の少子化、人口減少について触れ「経済や雇用に大きく影響するだろう」と話しました。
経営学修士(MBA)を取得しているミナヴ・ポテウさんは「とても有益な講義を受けることができました。中でも、日本経済やGDPについて学ぶことができました」と話していました。

工学を専攻しているケーガン・ロバートさんは「少子高齢化の問題はとても興味深かく、印象に残っています」と話しました。

外大生との交流会では、外大生とともにグループに分かれて、かるたや折り紙、あや取り、福笑い、けん玉を楽しみました。あやとりでは、だれが一番早くほうきを作れるのかと競争が始まるなど、交流を深めました。 関西外大の訪問を振り返って、将来日本で麻酔科医として働きたいとマルティネスさんは「生化学専攻で日本語を副専攻にしています。日本で働きたいと考えているので、ザーカー教授が長年日本で働かれていると聞き、たくさん質問しました」と満足そうに話しました。