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海外協定校のマイアミ大学の16人が関西外大を訪れ、外大生と交流を深めるとともに関西を中心とする日本の近代史をテーマにした特別講義を受講しました
海外協定校のマイアミ大学の学生16人が関西外大を訪れ、外大生と交流を深めたほか、関西を中心とする日本の近代史や日本の文化をテーマにした特別講義を受講しました。

16人は約3週間にわたって日本に滞在しています。16人は語学の必修科目として日本語を履修しており、東京の桜美林大学キャンパスで日本語の授業を受けたり、課外活動として環境問題などのワークショップを行うほか、関西も訪れて外大生との親睦を深めたり、関西の歴史や文化に触れています。
外大生との交流イベントには、秋学期からマイアミ大学に留学を予定している外大生も参加しました。マイアミ大の学生と外大生が2~3人でチームをつくり、折り紙で作った相撲の力士を土俵の上を指でたたきながら競わせる「とんとん相撲」に挑戦しました。

トーナメント戦の結果、チームTophが優勝しました。リーダーを務めたソフィヤさんは「外大生と共同で作業して勝てたのでとてもうれしいです。皆さんといろいろな話ができて楽しかったです」と話していました。

続いて、ベイリー教授が京都や大阪を中心とした関西地域の歴史に焦点を当て、関西地域の歴史的な重要性に触れながら、近代日本史における京都と大阪の役割について講義しました。

ベイリー教授は「地域の物語と文化的アイデンティティーを理解するとともに、地域のアイデンティティが国民のアイデンティティにどのように影響を与えるのか、京都、大阪、関西の歴史をたどりながら議論しよう」と呼び掛けました。

奈良時代の平城京、平安時代の平安京について説明するとともに、朝廷と文化的な権威がある京都と、商業都市として発展した大阪を比べながら、中世、近世をたどりました。また、紫式部日記や幕末の御畳奉行の日記、イギリスの旅行作家・イザベラ・バードの紀行文などから何が読み取れるかを議論しました。

ベイリー教授は「地域の歴史を理解することが、国や世界の歴史をより深く理解することにつながります」と話していました。